自民党憲法改正推進本部の勉強会

5日午後2時30分から、党本部で憲法改正推進本部の勉強会が開かれて出席した。

この日の議題は「緊急事態条項」、会場は73名の出席者で熱い熱気に包まれる中、衆参各議院の法制局職員が出席して説明が始まった。

時間オーバーして40分の説明の後、各議員から発言が続いた。

石破茂議員から、9条改正も緊急事態条項も、平成24年自民党憲法改正草案に記載されているので、その検討から入るべきだとの発言があり、参議院西田昌司議員や衆議院山下真司議員などから賛同の意見が相次いだ。

私も同感だ。我々24年以降に当選した議員にとって、当時どのような議論がなされた上であの草案が出来たのかの説明を受けた上で議論をしたいと思う。そして、その議論を国民に丁寧に説明する必要があると思う。

この勉強会はその方向で進みそうだ。

宿毛市は暴風雨

4日午後1時前、数十分前に台風3号が故郷宿毛市の少し北にある宇和島市に再上陸し、それなりの暴風雨になっている。この時期に九州、四国横断のコースは久しぶりであろう。

日曜日には東京都議会選挙で自民党に暴風雨があった。今朝の新聞では、与党は国会閉会中の委員会審議を検討中と出ていた。

予算委員会を開くのであろう。そうであれば野党の質問も、同じ質問を繰り返していないで、違った角度で質問されることと、答弁を無視して決め付ける言動はやめてほしいと思う。

自民党の憲法改正論議

27日(火) 午前11時から、参議院自民党の議員総会が党本部で開催され出席した。

議題は合区解消について。

それに先立ち「参議院在り方検討PT 」の最後の会にも出席した。

この会は合区対象になった高知・徳島、鳥取・島根の4県の参議院議員をはじめ33名の議員で構成され、合区解消に向けて13回の会合が開かれ合区で選挙を戦った議員、次に戦う予定の議員、4県の県連会長、参議院法制局有識者などから意見を聞いた。

私も何回めかの会で発言の機会を与えられた。

私は昨年8月の初登院以来、参議院自民党議員の動向を聞いていたが、当初は、大都市圏選出の議員から反対意見があるとの話や、4県以外の参議院議員の関心が極めて薄いなど、とても合区解消の為に憲法改正まで踏み込むことは難しいだろうと感じていた。

ところが、当初から参議院自民党吉田博美幹事長は合区解消に非常に積極的で熱意が感じられた。

今回、まずは憲法改正案に合区解消を明記する、次回の参議院選挙に間に合わなければ国会法や公職選挙法の改正に取り組むとの取りまとめが出来た。

これも吉田幹事長はじめ役員の皆様のご尽力のおかげと大変感謝している。

今後は公明党や日本維新をはじめ各党の了解を取り付ける仕事がある。ハードルは非常に高いと思うが何とかしたいと思う。

次に憲法9条の改正について、5月17日から何度か高村副総裁を訪ね、この問題に関する考え方をお聞きした。

憲法9条2項を残したままで自衛隊の存在を明記し、今年中に何とか憲法改正に踏み出す為にどうするかの問題だ。3分の2の賛成が得られなければ今のままだ、という危機感は同感だ。

しかし、9条2項を残したままでは改正後も憲法学者から強烈な反論が予想される。

数日前に石破茂衆議院議員に面談を申し込み、昨日(28日)、石破先生のお考えを詳しく聞くことが出来た。

私は、面談前は石破先生に3分の2の賛同を得る方策があるのかと考えていたが全く違った。

石破先生は憲法を改正して自衛隊を国の軍隊と位置付けることについて、党内でもっと細かな議論を深めるべきだとのお考えであった。

この国を守る為に、今為すべきことは、自衛隊が活動する為に新しい法律制定、法改正などやるべきことは他にもあるとも話された。

私は、かねて疑問に思っていた、新ガイドラインに、日本が武力攻撃を受けた場合に、まず自衛隊が主体的に行動すると書かれてある部分について、自民党内で議論があったのかどうかについて尋ねた。

石破先生の答えは、全くなかったとの事だった。

私の知る限りこの問題について自民党内で議論したとの報道を見かけない事を不思議に思っていたが、やっぱりなかった。

昨年8月3日、北朝鮮から弾道ミサイルが日本のEEZ内に初めて打ち込まれ、その対策会議が自民党本部で開かれた。

その時の自民党議員の出席者の少なさ(十数名)にも驚いた。

その後、北朝鮮からは9月に3発、今年3月には4発と日本のEEZ内かその近辺に弾道ミサイルが打ち込まれ、自民党政務調査会の国防部会、安全保障調査会への出席者は増えてきたが、昨年8月の会の出席者の少なさに驚いた事が強烈な記憶として残っていた。

北朝鮮がミサイル開発や核実験を活発化する行動をとっているのは十数年前からである。

それでもこんなに国防に関する自民党国会議員の関心は薄いのかと愕然とした。

憲法を改正して自衛隊を国の軍隊として位置付けるのは、今が最後の機会かもしれないという思いがある。

石破先生は正面切って国防問題を議論する数少ない国会議員だ。

私は防衛問題に関し多くの事を石破先生から学んでいる。

現在自民党で議論されている憲法改正に関し、私の考え方はまだ固まっていないが、次の自民党憲法改正推進本部の会議には出席して発言したいと思っている。

 

一部マスコミの印象操作

 6月23日(金) 産経新聞の阿比留瑠比氏の書いた「極限御免」記事によれば、【加計学園の問題は朝日新聞の5月17日付朝刊の一面トップ記事「新学部『総理の意向』」「文科省に記録文書」がきっかけだ。】と書かれている。

また、【この記事に添えられた「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」と題された文書の写真が不可解である。写真はなぜか下側が暗く文字がよく読めないが、文科省が15日に発表した同様の文章を見ると、その部分にはこうある。

「『国家戦略特区諮問会議決定』という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」

つまり安倍首相の指示だと取り繕ってはどうかというお話であり、逆に首相の指示などないことを示している。】

私は阿比留氏が指摘した朝日新聞の記事は確認していないが、ここまで書くという事は事実なのであろう。

この問題は6月19日のこのブログにも書いたが、参議院予算委員会でも野党議員による、わざと誤った印象を与える決めつけ発言があった。

そして、文科省の正式な文書と職員のメモ書きとを一緒くたにして印象操作をしている。

また、一部のマスコミは政府答弁を正確に報道しない。

地域を回って国民の意見を聞くと一部のマスコミの報道を鵜呑みにしている意見も聞くが、インターネットニュースを見ている方はしっかりと事実を把握している。

安保法制の時と同じである。困ったもんだ。

「昔陸軍、今マスコミ」この国を危うくする。

横須賀市長選挙の応援

21日(水) 18日告示となった横須賀市長選挙の応援に朝から行った。現職に2人の新人候補が挑戦する。

前回も書いたが、前横須賀市議である上地克明候補の義弟の山守さんが、中央大学少林寺拳法部OB会の会長で、私の4期後輩にあたる。

彼には私の参議院選挙でお世話になっており、その恩返しの一端です。

この日は朝から雨、10時頃に横須賀市に着いたが、段々雨が激しくなった。山守さんの知り合いの方や少林寺拳法の関係者の所を回ったが、途中で傘が役に立たない程の暴風雨、こういう時こそ、尋ねられた方は印象が強い、効果はある。

上地候補の選挙事務所を訪れたのはお昼過ぎで、候補者にも、小泉進次郎衆議院議員にもお会いする事が出来た。

また、自民党本部からも応援が入っており、2人は旧知の職員で現地の情勢を聞いた。

現職にかなり迫っている状況らしい。日曜日が投票日だ、何とか当選してほしい。

国会閉会後のマスコミ各社の世論調査結果

通常国会閉会後のマスコミ各社の世論調査結果が出た、ただしFNN・サンケイの結果は出ていない。

それによると、内閣支持率は前回調査に比べて6ポイントから最大12ポイントのマイナス。

自民党の支持率は 2ポイントから9ポイントのマイナスだが、共同だけ9ポイントのマイナスで突出しており、日テレがマイナス2.4、読売がマイナス2ポイントであった。ちなみに読売の民進党支持率は6ポイントから7ポイントへの上昇のみ。

メールに関して、政府は初めから調査しないとの態度をとったことに対する批判だろう。

官房長官は「メールの自分に関する部分は事実と全く異なる、また他にも事実ではない部分があったので怪文書の様なものと発言した」と答弁したが、それが国民に十分伝わっていないか、理解されていないということであろう。

また、民進党が提示したメールは、内閣府文科省に残っているメールとは違う部分がある事も判明した。

金曜日の国会最終日、参議院予算委員会社民党福島瑞穂議員のこんな質疑があった。
荻生田光一官房副長官が、学部新設の条件を修正したと質された件で「この件に関して私が修正を指示した事はない」と何度も答弁し、山本幸三大臣も「指摘する文書に書かれている事は、このメールを書いた内閣府職員に確認したところ、伝え聞いた曖昧な内容で事実関係を確認しないまま発信した」と答弁しているにもかかわらず、福島瑞穂議員は「荻生田官房副長官が修正を指示した」と決めつけた発言をした。また他にも似た様な決めつけ発言があった。

都議選を控えて、東京選挙区の荻生田官房副長官へのマイナスイメージ作りであるが、これはひどいと思った。

山本農林水産大臣と佐藤水産庁長官が宿毛入り

 17日(土) 山本有二農林水産大臣と佐藤一雄水産庁長官、漁業調整課櫻井課長補佐、内田計画課課長補佐の4名が大月町、宿毛市を訪れ現地視察と水産業関係者と意見交換を行った。

この日は午前8時10分羽田空港発の飛行機で高知を訪れたが、山本大臣、佐藤水産庁長官も同じ便であった。

12時40分、大月町の「道の駅」のレストランで昼食会、

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その後、柏島の全景が見える展望台で岡田大月町長からマグロ養殖イカダ等の説明を受けた。

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(写真左から山本大臣、私、佐藤長官、岡田町長、櫻井課長補佐)

午後3時から、すくも湾漁協の会議室で浦尻和伸組合長はじめ10名の水産業関係者、高知県水産振興部幹部職員、加藤、今城両県議、中平宿毛市長、市議会、岡田大月町長、町議会関係者と意見交換会を行った。

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1時間30分の意見交換会では話が尽きず、宿毛市の秋沢ホテルでの懇親会に移動した。

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この席では美味しい料理とお酒で大いに盛り上がった。

水産庁長官はじめ職員も現地には出向いているそうだが、現地の事は生の声を聞かないと分からない。そういう意味では大きな成果があったと思う。

山本大臣はじめ関係者の皆様、有難うございました。そしてお疲れ様でした。