12月4日(月) 午後1時から参議院本会議場で麻生財務大臣から平成28年度決算報告があり、5名の議員が安倍総理大臣、麻生財務大臣などに質疑を行った。
自民党の豊田俊郎議員は、質疑の中でデフレ脱却のために、中長期的な計画のたてられる公共事業費の当初予算を増やすべきだ、建設国債の発行は赤字国債とは違う事を国民にはかって実施すべきと麻生大臣に質問したが、麻生大臣からは残念ながら明確な答弁は聞けなかった。
しかし、こういう質問を繰り返すことが大切だと思う、豊田俊郎議員の素晴らしい質問でした。
12月3日(日)午前10時から、宿毛市一生原(いっちゅうばら)に建設中の横瀬川ダムで本体の定礎式があり出席した。
横瀬川はダムの作られているのは宿毛市だが、この下流は四万十市で中筋川に合流する、そして中筋川は海に近い下流で四万十川に合流する。
中筋川は勾配の緩い川で、大雨の時には横瀬川と中筋川の合流点で水位が上がり、その影響で中筋川の上流にある宿毛市山田地区、平田地区に浸水被害が何度も起きている。
横瀬川ダムの完成により大雨の時の流量調整が出来て洪水被害を防ぐ事が出来ると、地元の期待は高い。
そのため今回の式典も宿毛市長と四万十市長ならびに両市の関係者が出席している。
出席した国会議員は7名、元四国地方整備局長の足立敏之参議院議員の話では、こんなに多くの国会議員が出席したのは初めてだとの事であった。
私も祝辞を述べさせて頂いた。
完成すれば本体の高さは75mほどになるが、この日は18mまで出来ており、トンネルでいえば貫通式のようなものである。
私は初めて見たが、「定礎 四国地方整備局長・平井秀輝」と彫った重さ40キロの御影石を運ぶ様は、木遣り歌のような歌が流れる中、写真のような行列が厳かに進み、トンネル貫通式で見る神輿のようなものだと思った。
下の写真は多くの出席者があった。
6人の国会議員で「いみごて」の儀式を行った。
地元の小学生も記念の石を並べた後記念撮影
定礎の石の上にコンクリートを流し込んだ。
最後は全員で万歳三唱
なかなか興味深い式典だった。
北朝鮮が久し振りにミサイルを発射した。
今回のミサイルは日本政府の発表では「高度4000キロメートルを大きく上回り、約1000キロ飛翔した。」
北朝鮮の発表では「高度4475キロメートル、飛距離950キロメートル、ミサイルの呼称は火星15号」である。
29日の参議院予算委員会質疑、昨日の外交防衛委員会での防衛大臣所信では、このミサイルは2段式と思われる、最大射程、大気圏再突入実験の成功の可否は調査中との事である。
なお、今回は日本政府も早くからミサイル発射の兆候を把握しており、発射後の推定コースを計算してすぐに日本の領域に着弾する可能性はないとみてJアラートは発動しなかったそうだ。
いずれにしても北朝鮮は米国の想像以上の速さでICBM開発が進んでおり、今後の米国の対応と日米協力について十分な協議を続ける必要がある。
来週12月5日(火)午後1時から参議院外交防衛委員会が開かれ、私は自民党の2番手とした1時25分頃から質問に立つので、河野外務大臣、小野寺防衛大臣にこの件を質問する予定です。
最近、北朝鮮の木造漁船が相次いで日本海側に漂着し、救助された人もいるが、多くは遺体となって発見されている。
テレビ報道で見る北朝鮮漁船は、これで冬の日本海で漁をするのは無謀だろうと思える船だ。
鋼船もあるようだが、それは遭難した時には沈むので実態は不明だ。
これらの船のうち、日本の排他的経済水域にある大和堆で違法操業している船が報道されている。
あんな船が自船の位置確認が出来る機器を備えているとも思えないが、違法操業覚悟でやってくるのだろう。
十数年前、私の故郷宿毛湾に北朝鮮の貨物船が入港し、錨泊した事があった。こんなボロ船がよく動くなと思える古さだった。
日本としては違法操業に対しては海上保安庁が厳しく対応するしかない。気の毒だが困った国が隣にある。