新型コロナウィルス情報

昨日(3月6日)の参議院予算委員会でも、新型コロナウィルスについて、維新の梅村みずほ議員から麻生財務大臣に質問があった。

梅村議員さんは、麻生財務大臣は有名人なので国民の皆様に分かりやすく説明してほしいとの話しであった。

麻生財務大臣は「新型コロナウィルスは風邪、ウィルス性の風邪です。エボラ出血熱などに比べて致死率が高いわけではない。ウィルスの原因、感染経路など分からないことが多いので不安を与えているが、冷静に対応すること。」との趣旨の話をされた。私もその通りだと思う。

先ほど、友人がPRESIDENT 2020年3月20日号の記事をメールで送ってくれたので、その一部を転記する。

「WHOの「Situation Report」という新型コロナウイルスの発生状況によると、感染者の死亡割合を示す「致死率」は2%程度。この数字はSARSコロナウイルス(約10%)、MERSコロナウイルス(約34%)の致死率よりも低い。感染力と致死率から考えると、新型コロナウイルスの予防策は、通常の季節性インフルエンザと同じ程度のものでよいことが読み取れる。」ちなみに、SARSコロナウィルス(2003年流行)もMERSコロナウィルス(2012年流行)も未だに治療薬はないそうだ。熱や咳などに対する対処療法で治っている。

参議院予算委員会で質問

【5日午後、大臣答弁を正確に載せました】

4日(水)午前10時から、参議院予算委員会で質問に立つ機会与えられた。この日はテレビ中継は無し。
持ち時間は片道20分、質問内容は昨年来私自身の課題であった河川堤防の強化策についてである。

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ここ数年連続して台風や集中豪雨による河川堤防の決壊が起き、人命と財産に大きな被害が出ている。
河川の堤防決壊の起きる場所はほぼ予測がつく。
河川の堤防は土で作るという、土堤原則が河川法の政令である河川構造物管理施設等構造令第19条で定められており、水量が増えると決壊することを前提に整備されている。
私は高知県機の時代から、川床が盛り上がり、堤防を越流して、毎年のように洪水被害を受ける地元の要望を受けて、河床掘削を高知県土木部に要請したが、河川の事前整備予算不足でなかなか実現しなかった。
それに加えて、一昨年の西日本豪雨災害で広い範囲で堤防決壊が起きて大きな被害が出た。岡山県真備町愛媛県大洲市などだ。

川床掘削については一昨年の西日本豪雨災害を受けて同年末に、政府が3ヶ年で7兆円の「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」事業を決定したのを受けて、補正予算が付き、高知県でも整備が進んできた。
しかし堤防については土堤原則のままであり、高知県の技研製作所の北村社長から強く非難されたのが直接のきっかけで対策を考えてきた。
堤防強化については、国土交通省が技術検討会を設けており、先月第一回目の会合が開かれ、良い機会であった。
赤羽国土交通大臣から、この検討会において私の提案を反映させる旨の答弁をいただいた。

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下の写真は御法川国土交通副大臣
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また、国土強靭化担当の武田良太大臣からは引き続いて「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」事業を、「思い切った予算を確保しながら、本格的に強くしなやかな国土形成というものを作り上げていくためにも、今後更にこの国土強靭化政策というものを強化、推進していきたいと思っている。」との力強い答弁があり、

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財政的な裏付けをする麻生財務大臣からも「3ヶ年で全てが出来るわけではありませんので、引き続きこういったものは継続してやらざるを得ぬということになろうかと存じております。」との答弁をいただいた。

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続いて、防衛省に令和2年度予算案に計上されているF-15戦闘機の改修計画(約100億円)について、さらに次期戦闘機の開発予算280億円の内容について質問した。

数日中に動画を上げます。

参議院予算委員会が始まった

3月2日午前9時から、参議院予算委員会の審議が始まった。
安倍総理はじめ全閣僚出席のもと、テレビ入りで審議が始まり論戦が行われた。
新型コロナウィルス肺炎に対する質疑がメインである。
安倍総理は小中学校、高校、特別支援学校の休校措置につき、専門家がここ1、2週間が感染が広がるか、感染を抑えられるかの山場であると言う意見のもと、この措置を取ったと何度も繰り返して答弁した。
野党の質問の中で、国民民主党足立信也議員(大分県)の質問が大変勉強になった。

足立議員は医者の立場で、以前政府の新型インフルエンザの対応にも当たったという事である。

昨年12月末頃、米国内でインフルエンザの大流行が心配だという事で、その対策を調査しているうちに年明けになって、中国で新しいインフルエンザが流行っているのではないかと言う噂があった。それがこの新型コロナウィルスであった。

米国の今シーズンのインフルエンザは政府発表で2月8日現在、感染者2千6百万人、死者1万4千人となっている。これは大変な事だ。

新型インフルエンザに対応した時の特別法があるので、それをもとにして、改正するなりして即座に対応するべきではなかったかとの質疑があった。
これは聞き応えがあった。
野党の質問に対して、厚労省の答弁の準備がなかったらしく、途中で委員会が中断した。

なお、日本の直近の感染者数は、茂木外務大臣から239人との答弁があった。

その為、2日間で12名が質問に立つ予定だが、5人目の浜口誠議員の途中で委員会が散会した。
本日も午前9時から残りの7人の質疑が行われる。

私は明日の午前10時頃から質問に立つが、テレビ中継はない。質問内容は、度重なる豪雨災害に対する河川堤防の整備について、F-15戦闘機の改修計画について、を行う予定です。

宿毛湾港の沖防波堤がほぼ完成

2月24日(月)に宿毛湾港に散歩に行った。数日前に沖防波堤のケーソン3函の据付が終わった。

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写真は防波堤で、左側が第2防波堤(380m)、右側が第1防波堤(300m)で20メートルほどの開口部がある、左の3函が先日据付られたもので、やっと完成した。

向かい側の風車が見える山は大月町で、こちら側にも岸壁と防波堤の計画はある。

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上の写真は国土交通省の資料で、宿毛湾港の全体図、左の四角に見える陸地が岸壁、その左下の線のように見えるのが整備途中の防波堤で、空いてる部分が埋まった。

宿毛湾港は豊後水道に面し、昔から天然の良港として有名で高知県の西の玄関口であった。

明治から大東亜戦争までは日本海軍の停泊地として使用された。

昭和61年に高知港、須崎港に続いて重要港湾に指定された。

平成2年に水深13メートル、全長220m、と水深7.5m、全長170mの岸壁の整備に着手、平成21年には第2沖防波堤の整備に着手した。

私もこの間何度も国土交通省に陳情に訪れた。今後、上部の工事を行なって完成する。

宿毛市海上自衛隊の基地誘致活動を行なっている。

 

皆さん落ち着いてください

昨日、呉市広島市の企業を訪問して宿毛市へ戻った。

昨夜の安倍総理の突然の小中学校生などの休校措置について、教育現場が大混乱しているとの声が沢山聞こえている。

これまでも、インフルエンザの流行によって小中学校のクラス閉鎖が何度もあった。しかし、全国の小中学校、高校などに春休みまで休校を要請したのは前代未聞だ。

また、私の妻は税理士だが、国税庁が27日新型コロナウィルスの感染拡大防止のため昨年分の所得税贈与税個人事業主の消費税の確定申告書受付期限(当初の申告期限は所得税贈与税が3月16日、個人事業主の消費税は同31日だった。)を4月16日まで延長すると明らかにしたとの新聞報道があり、現場が大混乱している。

税務署に人が殺到しない為の措置だというが、税務署の職員に通知が行き届いておらず、発表の仕方に問題があるとの事です。

新型コロナウィルス肺炎の感染者数と、季節性インフルエンザとの感染者数、死者数とを冷静に比較してほしい。

季節性インフルエンザの感染者数(厚生労働省資料2017年〜2018年シーズンで1,458万人)、死者数(厚生労働省の発表では年間約1万人)が断然多い。

また、地元宿毛市で市民がトイレットペーパーを買いだめしているとの話も聞いた。トイレットペーパーは中国で作っているので近いうちに無くなるとの噂が走ったのが原因だと聞いた。

大手の製紙メーカーである大王製紙愛媛県でエリエールの製品名でトイレットペーパーやティッシュペーパーを国内で作っている。

高知県の製紙会社でもトイレットペーパーは沢山生産しております。

数十年前だったかオイルショックの時に、トイレットペーパーの買い付けバカ騒ぎがあった。

追記:インターネットニュースによるとトイレットペーパーの買占めは全国的なもので、マスク増産の為に原料の紙が使われて不足するからとの理由だそうだ。

(株)IHI呉事業所、JMU呉事業所視察

27日(木)新幹線で広島駅経由で呉市を訪れ、(株)IHI呉事業所とJMUジャパンマリンユナイテッド社呉事業所を視察させていただいた。

IHIは東京の瑞穂町の工場で次期戦闘機のエンジンを開発し、防衛装備庁で試験を続けていることはこのブログにも書いた。

呉事業所では民間旅客機、自衛隊の戦闘機などのジェットエンジンの部品を作っていることを初めて知った。下の写真がIHIの会社パンフレットから撮った写真だ。

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森田工場長の説明では、ここは民間旅客機のジェットエンジンの重要な部分のシャフトやディスクを作っている。これは世界一の技術で、何とロールスロイス社、GE社のジェットエンジンの主要部品だそうだ。

呉事業所でジェットエンジンを作り始めたのが1980年(昭和55年)、40年経つが呉市民にもこの事実が知られていないそうだ。

また、この工場は旧日本海軍呉工廠の建物で130年前に建てられた建物だ。下の写真は鉄骨にある「呉海軍工廠」のプレート前で記念撮影、
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イギリスで作られた鉄骨で純度が高くて錆ない、現在ではなかなか作る事ができないそうだ。
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隣にあるのがJMU日本マリンユナイテッド社の造船所。

私は何度も呉を訪れているが、この工場の上の道路から「戦艦大和のふるさと」と書かれた工場の外板を見るだけだったが、中に入って見学する事が出来た。

下の写真の後の船は建造中のバラ積み船で、全長292メートル、幅45メートル、積載貨物重量18万トンという巨大船、数隻造っており、その下の写真は船首部分。この船は巡航速度が14ノット、この程度の船速であれば船首下部のバラバスバウ(突き出た部分)は必要ないので付いていない。
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下の写真が戦艦大和を造った工場で、記念撮影。
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また、この後訪れたJMUの資料館には、終戦直後、呉周辺で着底、転覆していた沢山の日本海軍の軍艦の解体工事の様子を撮影した写真が沢山あった。戦艦榛名、航空戦艦伊勢、日向、空母天城、伊号潜水艦など貴重な写真ばかりだ。こうして解体されたのかと初めて理解できた。

この記念館は社員教育の為の資料館で一般公開されていない。また、撮影禁止で写真を公開出来ないのが残念だ。

社員の方に勿体ないと話した。

安倍総理の決断、全国の小中学校、高校、特別支援学校を休校

こんな事をしていいのでしょうか。

このブログで数日前に新型コロナウィルス肺炎の事は書いた。

2003年から発見されたSARSコロナウィルス肺炎も未だに治療薬は開発されていないそうだが、それが流行した際も、毎年1万人程の死者が出ている季節性インフルエンザの際も、全国の小中学校、高校、特別支援学校を春休みまで休校とするという措置をした事はない。

益々国民に過剰な不安感を与えるばかりになるのではないかな。

これを機に益々街に出る人々は減る、日本経済は大丈夫か?