自民党の政調全体会議開催

7日午後1時30分から自民党の成長全体会議が開催されたので出席した。

衆議院第一議員会館の大会議室は三密を避けるために1つずつ席の間隔を空けていたのだが、次から次へと議員が参加し、以下の写真のような状況になった。

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私は真ん中の列から少し後側の席(15分前に入室)にしか座れなかった。おそらく200人以上は参加していただろう。

会は第二次補正予算を早急に組む事を前提にして、その内容についての要望の発言が続いた。

地方公共団体に対する臨時交付金(1兆円)の増額を求める発言をするつもりでいたが、私の前に3名の議員がその発言をしたので止めた。

最後の方で古屋圭司議員が「これまでに94名が発言した」と話していたが、2時間の予定が午後5時45分まで、延々4時間15分に渡って熱い発言が続いた。

主な発言は、「持続化給付金」の増額要望、地方公共団体への臨時交付金の増額、雇用調整助成金の増額、PCR検査体制の強化、大学生への支援、中小企業への資本注入(永久劣後債等)などであった。

なお、地方公共団体への臨時交付金は感染者数が全く考慮されていない配分になっている。

内閣府のホームページへ公表されているが、増額1兆円の内第一次で約7083億円が交付される。第二次の交付では感染者数にも配慮するとの回答があった。

最後に岸田政調会長は本日の意見を必ず政府に伝えると述べた。

緊急事態宣言31日まで延長

5月4日(月) 安倍総理は、専門家会議の意見を聞いた上で、全国への緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決めた。

ただし経済活動との兼ね合いで、状況を見ながらそれ以前にも解除する可能性は残した。
大都市圏を中心にして、医療現場で医療崩壊が起きる可能性が指摘されており、無理もないかなとは思う。

自身の感染の恐怖と戦いながら現場で働いている皆様に心から感謝します。
日本は、人口比で感染による死亡者が、各国に比べて非常に低い。

専門家会議の座長であった尾身先生が、参議院予算委員会参考人として出席された時、日本の医師は肺炎に対する知見がものすごく高いと言っていた。それが証明されているのではないでしょうか。
しかし一方で、観光産業、飲食店などは経済活動の停止により先が見えず、廃業かどうかの判断に直面している方が多くいる。
この国の行末がどうなるか、私は医療崩壊を防ぐ事に最大限の注意を払いながら、経済活動の再開を早く決断すべきだと思う。

今後は政治家安倍総理の決断次第であろう。

自民党二階幹事長へ要望活動

5月1日(金)午後4時過ぎに、議員連盟「日本の未来を考える勉強会」の中村裕之副会長、城内実顧問が自民党本部で二階俊博幹事長を訪問し、我々の提言書を手渡し説明しました。

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二階幹事長は、国民が安心できる枠を設けることに賛意を示し、さらに金田勝年幹事長代理からは、我々も後押しするので、5月7日開催予定の自民党政調会の全体会議で主張するよう助言をいただいたと聞いております。

桜チャンネルの5/2緊急特番をご覧下さい

5月2日(土)、桜チャンネルの【緊急特番】財政出動100兆円で国民を救え![桜R2/5/2]

という番組へ、議員連盟「日本の未来を考える勉強会」の安藤裕会長と田村秀男産経新聞編集委員論説委員(高知県出身、元日本経済新聞記者)が出演して対談を行いました。

素晴らしい内容で、ユーチューブで公開されておりますので是非ご覧下さい。

その中で安藤会長は、5月1日に記事会見した「日本の未来を考える勉強会」の提言内容を分かりやすく解説しております。

また、米国と中国のコロナ危機に対する対応なども話題となっております。

 

産経新聞、田村秀男の経済正解

今朝(5月2日)の産経新聞に田村秀男編集委員が「カネ資源超大国 コロナ恐慌、克服できる日本」と題する記事を掲載しております。素晴らしい内容です。

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記事の一部を紹介します。

「政府は国民一人当たり一律10万円の現金給付に限らず、膨れ上がる財政需要に応じて国債を大量追加発行せざるをえないが、(日銀の)黒田総裁は『長期国債金利をゼロ%程度で安定させるために必要なだけいくらでも買う』と、やっと頼もしくなった」

「ここで設問。政府は無制限に国債を発行しても大丈夫なのか。

設問の答え。少なく見積もっても100兆円以上の国債を今、直ちに発行しても全く問題は無い。」

「本来なら政府が国債発行でカネ資源を吸い上げて、脱デフレに向け中長期的な経済再生戦略に活用すべきだったのに、財務官僚が阻止してきた。しかしコロナショックが緊縮財政路線を吹き飛ばした。」

グラフの解説、「家計や企業の金融資産のうち現預金に限定したのは、それらが政府による金融市場での国債追加発行を支えるからである。一目瞭然、現預金合計額は一貫して政府純債務を大幅に上回っている。2019年は1288兆円で政府負債よりも590兆円多い。」

「日本がいかに凄いのかは、米国と比べてみればわかる。米国の家計と企業の現預金合計額は16.6兆ドルでGDPの76%なのに対し、政府純債務が24兆ドル、同110%と現預金を大きく上回る。不足分のカネは対外負債に頼る。額にして20兆ドル、同92%だ。対外債務の多くを支えているのは無論、日本の金である。」

他に中国についても書いてます。

 

予算委員会2日目宇都議員の質問

30日(木)午前9時から参議院予算委員会2日目の質疑があり、3番手で自民党の宇都隆史議員が質問に立った。

大変勉強になる良い質問でした。

宇都議員は「今回の10万円の給付が消費喚起を狙ったものではないということ、政府としては高額所得者の皆さんにもぜひ有効に活用するため申請をしていただきたいという方針であることがわかった。」と述べた上で、「我々、衆議院参議院両方で歳費の2割カットをした。私は、これはポピュリズムだというふうに思う。本当にそういうことをしたいんだったら、言わないで独自に隠れてこそっとすればいい。
10万円給付も、閣僚の皆さんには今回支給されないという方針が決まった。それはそれで結構だと思います。ただ国会議員が率先してそういうことをやはり使わないと、なかなか皆さんが取りにくくなる。国会議員もやっていないんだから、じゃぁ、こういう人たちもやるべきじゃないんじゃないか、国家公務員もそうじゃないかみたいな話にどんどんなっていくわけですね。そうじゃなくて、私は、国家公務員も率先してこれを受領して、そのまま国庫に残したって誰も幸せにならないわけですから、実際にそれを受領して、あるいは地域の皆さん、あるいは自分の故郷の農業生産者とかいろんな生産者のものを購入してあげることで、できるだけ生きた10万円にしていくことが必要でなんではないかというふうに思います。」と述べた。

私も賛同する。

消費が落ち込み、消費を喚起してもらう立場にある議員が、消費を妨げる事を率先してするのはおかしいと思う。

また、自衛隊出身の宇都議員らしく、今回の新型コロナウィルス対策に対する、防衛省自衛隊の教育資料を、4月13日に幕僚監部がホームページに公開しているが、この公開の意義と理由について聞いた。河野防衛大臣は「4月7日以降、様々な都道府県知事並びに法務省から、自衛隊のこの感染症からの防護の教育依頼が非常に多く来ており、災害派遣の一環として、自衛隊都道府県に対し教育支援をやっているところです。非常に強いニーズがあるし、病院関係者、医療関係者の皆さん、その他の皆さんにも役立つと考えて、資料をホームページに掲載した。」と答えた。私は見ていないが要望があるのだろう。

さらに宇都議員は、英語に堪能な河野防衛大臣は、4月17日にフランスの国防大臣と、24日にはドイツと、28日にはイギリスの国防大臣との間で電話会談を行なった。

おそらくこのコロナが収束していった以降、広域感染症という意味では、今回のコロナウィルスほど全世界、そして経済を巻き込むような大事態になっているという事はあまりない。おそらく、こういう広域感染症に対して、どうやってこれをコントロールしていくのかという軍事組織としての話し合いの場というのはいずれ必要になってくる。

その時に今から布石を打って、そういうものは日本が中心になって音頭を取って旗印を立ててみんな集めて、これからの広域感染症に対して軍事組織としてどういう対応ができるかを考えていく、そういう協力的な枠組みを作っていく必要があると思うので是非ご努力をいただきたい、と述べた。
最後に茂木外務大臣に対して、日本で開発したアビガンを海外へ供与する話が出ている事について聞いた。

茂木大臣は「私は毎週のように各国の外務大臣と電話会談等をやっているが、アビガンに対する関心、ものすごく海外から高いなと感じている。希望する国々に対しアビガンを無償提供するため合計百万ドルの緊急無償資金協力を行って、新型コロナに対する臨床研究を圧倒的に拡大していくというふうにしている。これまでに80カ国近くから外交ルートでアビガンの提供要請を受け、すでに今日時点で39カ国については、具体的な供与の調整済みであり、連休前後に輸送を開始できるように調整中である。」と答弁した。

アビガンについては、他の複数の議員からも海外への積極的な供与の質問が出ていた。

宇都議員の質問は大変勉強になった。

「日本の未来を考える勉強会」で記者会見

昨日補正予算が成立したが、これでは足りない。その思いで、5月1日(金)午前10時から、衆議院第二議員会館1階の会議室で、議員連盟「日本の未来を考える勉強会」の次期補正予算へ向けた提言書の記者会見を行った。

下の写真が挨拶をする安藤裕会長、その右側が副会長の私です。

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内容は真水で100兆円の予算を組むようにとの提言です。

下の写真がその内容です。日本の未来を考える勉強会のホームページで公表します。

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前日30日の午後5時15分に、自民党本部で岸田政調会長へ面談し、今日の提言内容の説明をさせていただいた。

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