新型コロナウィルス感染症への対処等の集中審議

16日午後1時より3時間コースで、参議院予算委員会が開かれた。
新型コロナウィルス感染症への対処等の集中審議である。
参考人として、新型インフルエンザ等対策有識者会議感染症分科会会長の尾身茂氏、東大先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクトリーダーの児玉龍彦氏、東京都医師会会長の尾崎治郎氏の三氏に出席していただいた。
今日東京都では286名の感染者が発表され、大阪でも感染者が増えており、心配される状況である。
東京都のPCR検査数は、4月に2百人台を超えた時は千人程度、今回の検査数は4千人台だそうだ。

それでも、新宿や池袋の繁華街で特に多くの感染者が出ている。

この現状について、東大先端科学技術研究センターの児玉竜彦さんは、非常に危険な状況である、しかし全国一律に危険なわけではなく、新宿区など特に感染者の多い地域を限定して対処を強化すべきである。その為にはPCR検査数を増やすべきだ。

そのためには法改正も必要である。早急に政府が対応してほしいとの話があった。

委員が委員会に提出した資料の中に年齢別死亡数があり(書き方訂正7/8現在)、80歳代以上が死者553名、56.9% 、70歳代が267名、27.5% 、60歳代は100名、10.3%、50歳代は33名、3.3%である。
私は経済活動を重視しながら、感染地域と感染者の拡大を徹底的に押さえ込み、うまくコロナ感染症と付き合うべきだと考えている。

宿毛市等の防衛省への要望活動

14日(火) 宿毛市高知県防衛省への自衛隊基地の誘致活動に参加した。

その際、中谷元衆議院議員と私が、佐賀県に配備予定の陸上自衛隊オスプレイ(17機)が、防衛省佐賀県との交渉が進んでおらず、今年から5年間にわたって千葉県木更津市陸上自衛隊基地に配備されることになったことを踏まえて、もしも佐賀県との交渉がダメになれば宿毛も引き受けますよと言う発言をしたものである。

それが、マスコミで取り上げられた、

この要望活動は平成24年から継続して行っている。現在の日本防衛の主要課題は南西諸島防衛である。南西諸島方面有事の際に必ず必要となるのが陸、海、空の各自衛隊の後方支援の根拠地であり、その根拠地として宿毛市が最適であるというアドバイスをいただき、毎年のように行っている。
宿毛が最適地である理由は、南西諸島から近からず遠からずの距離にあり、鉄道、港湾、そして高速道路ももうすぐ整備されるからである。

宿毛市はかつて愛媛県との県境に民間空港を作ろうという運動があり適地も調査済みである。そして自衛隊がこの飛行場を使用する時、使用する飛行機は回転翼機(ヘリコプター)、輸送機などの固定翼機、そしてオスプレイである。要望活動の当初から想定済みである。

島嶼防衛においてはとりわけ、非常に優秀な航空機であるオスプレイの活用が重要である。
ここ数年来尖閣諸島において中国が非常に活動を活発化させており、また南西諸島周辺に戦闘機、空母などを頻繁に進出させている。
最近、尖閣諸島周辺においては中国海警の活動が活発で、防衛大臣から「フェーズが変わった」と言う発言も出ている。
那覇市など、沖縄の各地で中国資本が土地やビルを購入し、また中国人労働者も非常に増えている。
沖縄に限らず北海道、佐渡対馬、九州などにおいて中国人が日本の土地を買ったり不動産への投資が非常に多い。また、東京などの高級マンションも中国人が購入するケースが多くなっている。
私は最近オーストラリア人のクライブ・ハミルトンの書いた「目に見える侵略」(飛鳥新社) を読んだ。

桜井よしこさんに薦められた本で、今年5月に出版された。

桜井よしこさんによれば、ニュージーランドはほぼ中国に侵略されたも同然である。オーストラリアはギリギリのところで気づき、中国に対して反撃に出ている最中である。この本を読めばそのことがよくわかる。
ニュージーランドやオーストラリアでやった不動産を買い、中国人を大量に移住させる戦略は日本でも着々と進められている。
そして南西諸島で軍事衝突が起きた時に、中国にとって最も厄介な相手がオスプレイの存在である。
したがって中国は数年前からオスプレイについて、危険な航空機であるという誤った宣伝を盛んにやっており、それに左翼勢力、マスコミ等が乗って国民を誤った方向に誘導している。

米軍のデーターにあるように、オスプレイは米軍が使用する飛行機やヘリコプターと比べて特別危険な飛行機でも何でもない。

米軍では、オスプレイは特殊部隊を乗せて運用するため少々危険な場合でも飛行する。それでも他の航空機と比べて事故率が高いわけではない。

2013年から、米国が内向きな政策を取るようになり、2015年に改定された新日米ガイドラインには、旧ガイドラインと違って、日本が攻撃を受けた時には日本の自衛隊がまず行動すると書いてある。日米安保条約も日米の分担が変わらざるを得ない。

日本国は日本人自らの力で守る、当たり前の事だ。

私は、我が国の防衛力を意図的に貶める活動を行う左翼勢力とは断固戦う。

参議院外交防衛委員会開催

9日(木)午後1時より参議院外交防衛委員会開催、
議題はイージス・アショアの配備計画変更について、自民党からは佐藤正久議員が質問に立ち、56分間、ミサイル防衛政策全般と尖閣諸島での中国海警の活動に対する対応について、防衛大臣防衛省幹部の考え方を聞いた。
私はイージス・アショア配備当時は日本に対するミサイル攻撃の脅威は弾道ミサイルが主であったが、最近では巡航ミサイルに加えて超高速滑空弾やイスカンデルのような低空を飛ぶ超高速ミサイルなどが開発されているので、ミサイル防衛を全面的に見直す必要があるので今回の見直しには賛成である。
ただしマスコミ報道には若干誤解と思われる報道がある。
もともとイージスシステムは対空、対艦、対地、対潜など広い範囲の攻撃力を持つのだが、日本へのイージス・アショアの配備は弾道ミサイル防衛のみに特化した機能しか配備しないということで、自ら機能を制限して配備が済んだ。

これは大きな間違いであると思うが諸般の事情でそうなっていた。
これを機会に、日本のミサイル防衛の見直し、イージス艦への対地攻撃能力の付与についても検討すべきだと思う。

また、敵基地攻撃能力については早急に検討すべきであると考える。

九州南部の豪雨災害

また九州南部で豪雨災害である。

死者・行方不明者合わせて40名と報道されている。

亡くなられた皆様のご冥福をお祈りすると同時に、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。

私の友人で熊本県芦北町出身の松本隆之さんの実家が土砂災害で流されたとの連絡を受けた。築100年の家だそうだ。100年に一度の災害が起きた。

芦北町は2〜3年前にも球磨川の氾濫で被害を受けており、その時は何ともなかったが、芦北町は大きな被害が出ていたので気になり、一昨日の夜、メールを打ったら実家が土砂崩れにあい潰れたとの連絡があった。
父親が一人で住んでいたのだが、最近は父親が施設に入っているので誰も住んでいなかったそうだ。不幸中の幸いであった。
私が3月5日の参議院予算委員会において、河川整備の必要性を訴え、3年間で7兆円の国土強靭化の特別対策予算が令和2年度で終わるので、さらに継続するよう麻生財務大臣に訴えた。

麻生大臣からは「この予算は継続せざるをえんでしょう」と言う前向きな答弁が出た。

しかしその後、衆議院の委員会において安倍総理は、同様の質問をした公明党議員の答弁では明言を避けた。

公共事業費を増やしたくない財務官僚の入れ知恵でしょう。

質問準備中に、財務官僚から「来年も豪雨災害が出る可能性が高いという人がいるそうだが、どこにそんなデータがあるのだ。」と言ったとの話が聞こえてきたので、気象庁が公表している20年分の日本周辺の海水温温度を提示して、このような海水温度では、来年も必ず豪雨災害が起きると訴えた。

その心配が当たった。

河川整備に予算を投入すべきだ。

【追記】

以下は藤井聡京都大学大学院教授のフェイスブックの記事です。

「今回、決壊、氾濫で多数の死者・行方不明者を出した熊本の球磨川・・・ここはかねてより有名な洪水危険ポイントで、川辺川ダムの建設が検討されていたところでした。

が、残念ながら、この10年以上凍結になっていました。治水関係者では「東の八ッ場、西の川辺川」とささやかれており、早く作らないとエライことになると心配していたところでしたが・・・八ッ場ダム台風19号にギリギリ間に合いましたが、この川辺川ダムについては残念ながら整備が進められる以前の段階で、大洪水がおこってしまいました・・・。

今、資料をとりまとめているのですが、その概要部だけ、ご紹介さし上げます。近日中に何らかの記事を公表したいと思います。

今回の洪水で被害に遭われた方にお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。」

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中村宿毛道路全線開通記念式典に参加

5日(日)午後2時から、高知県四万十市宿毛市を結ぶ中村宿毛道路(延長23.2キロ)の全線開通式典に参加した。
宿毛市に住む私としては、四国地方整備局高知県四万十市宿毛市、地権者などの関係者の皆様に感謝します。
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事業経緯を見ると、昭和50年11月都市計画決定(中村地区)、平成元年中村宿毛道路事業化、平成14年9月四万十市間IC〜宿毛市平田IC開通とある。
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ここは一般国道56号線で、宿毛市の平田地区と山田地区の間は大雨が降るとたびたび冠水して通行止めとなっていた。そういう意味では防災道路でもある。

今後は宿毛湾港を経由して愛媛県愛南町に繋ぐ予定だ。同時に、せめて片側2車線の道路整備を求めて行く。

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この日は雨の予報で、宿毛市和田地区のトンネルの中で簡単な開通式典が行われた。

徳之島の星、徳三宝

6月30日(火)、鹿児島空港から奄美大島への飛行機は無事に離陸、奄美空港へ迎えに来てくれたのは私の妻のふた従兄の息子さんの早川陽一郎さん、彼の車で奄美大島の南端、古仁屋へ向かった。

この日はまだ晴れていたが、翌日は大雨である。陽一郎さんがあちこち回りながら空港まで送ってくれたのだが、途中で雨が強くなったので空港へ直行した。

空港で見つけたのが下の写真の本である。

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私は柔道の経験はないが、大学生時代にアルバイト先で読んだ新聞、東京スポーツに連載されていた「柔道三国志」に感銘してその後、単行本も買った。

その主人公の1人が徳之島出身の徳三宝である。

この本は徳三宝の甥にあたる(妹の長男)指宿英造氏(医師)によって書かれた。

この本の前書きにはこう書かれている、徳三宝は明治二十年生まれ、「明治三十四年、本土の鹿児島にのり、中学時代には柔剣道に励み、間もなく柔道に転じ、十九歳のとき上京して講道館に入門し、生まれつきの負けん気で猛練習をつみ、明治三十九年、入門以来わずか四年たらずで講道館四段という異例の昇段を果たした。

しかし、若気の至りか、粗暴な振る舞いがあったとして破門の憂き目にあった。

その後、感ずるところがあってか、四国の山窩で三年間の難行苦行を経て、大正四年に六年ぶりで講道館への復帰が叶った。時に、三宝は三十歳であった。」

その後、昭和20年3月10日の東京大空襲の際、夫婦で川に逃れ、体の大きな徳三宝は避難民にすがられて、夫婦で溺死したと言われている。59歳。

当時、身長176センチ、82キロは相当な大男であった。

亡くなるまでの30年間、柔道一本の生活を送り、当時から講道館史上最強の男ではなかったかと言われている。

講道館を破門になった間、四国徳島の祖谷地方に住んでいたらしいが、ここの山窩には空手のような格闘技が伝わり、修行していたそうだ。

その事は、「柔道三国志」には書かれていたのだろうが、忘れていて詳しいことは初めて知った。

大変面白い本でした。

今年になり、外務省の女性職員が仕事の説明に来た際、徳という姓なので、私が「徳さんか、徳三宝だ」と言ったら、「先生は徳三宝をご存知なのですか?」というので、「え、もしかして親戚?」と言ったら、「ええ、父が徳三宝の兄弟の孫です」との事で驚いた、お父さんは柔道はやっていなかったそうだ。

 

鹿児島県知事選挙応援

29日(月) 7月12日投票日の鹿児島県知事選挙の応援に入った。

自民党が推薦するのは現職の三反園訓(みたぞのさとし)候補(62歳)、地方の知事選挙では極めて珍しい7人が立候補しており、現職以外に有力なのは前知事の伊藤祐一郎候補(72歳)、そして経済産業省出身の元官僚塩田康一候補(54歳)である。

いずれも自民系で、最近のマスコミ調査では三人が横一線に並んでいるとの話もあり、情勢は混沌としている。

私は自民党の「賃貸政治連盟」のご紹介で鹿児島市内の不動産業者に、みたぞの候補のお願いに回った。

夜は奄美大島出身地の金子万寿夫衆議院議員さん、宇都隆史参議院議員さんと会食させていただいた。

今日は奄美大島へ行き、女房の親戚を訪ねる予定だが、雨が強くてたどり着けるかどうか。