汽車内での道徳の乱れ

今週は高知駅宿毛駅間を二度汽車で往復した。
うれしいことに車内が混んでいた、その中で座席を捜している人がいるにも関わらず、高校生も一般人も隣の座席に荷物を置いて平気な人が多い。
私はそういう時にわざとらしく荷物をどけさせて座るが、こういう場面を見ると私ほどずうずうしい人が少ないことがよく分かる。
それにしても、汽車内が混んできたら荷物は棚に上げるか足下に置く、こんな当たり前のことに気が付かない人間がなんと多いことか。
小中学校で教えるのか、家庭で躾けるのか、たぶん義務教育課程で教えるべき公衆道徳であろう。どちらにしても思いやりのない人間が増えた。
昨年の東日本大震災で見せた東北人の思いやりは年配の方の主導であったのであろうか。
戦後の教育の間違いの一つであろうと考えさせられた、汽車に乗っていやな気分にさせられた数日でした。