安倍総理の訪米

安倍総理が訪米し、オバマ大統領と会談した後共同声明を出して24日帰国した。
国内で最大の話題はTPPへ前向きになったという事であろう。
自民党は昨年12月の衆議院選挙において、「聖域なき関税撤廃を前提とする限りTPP交渉には参加しない」と国民にお約束してきた。
今回のオバマ大統領との会談で「聖域なき」の部分が取れたとの安倍総理の発言があった。
私は農業分野において、世界の競争に勝てる品目はたくさんあると考えている。ただ、影響を受ける品目もあり、その内容については党内で議論を深める必要があると思う。
いずれにしても、TPP交渉に参加したとしても国益を損なわない対米交渉ができるかどうか、これまでの自民党政権下での対米交渉を検証しながら慎重に踏み出す必要があると思う。
それ以外の分野でも、民主党政権下で悪化した日米関係の修復をしたという事を中国に認識させる必要があろう。