自民党全国幹事長会議

6月4日(火)午後4時30分から自民党本部で全国幹事長会議が開かれた。
それに先立ち午後3時30から全国幹事長連絡協議会だ、十数府県の幹事長が集まる会議だが、高知県もそのメンバーだ。
この席で、3日に高知県農業・農政会議から参議院選の高野光二郎候補宛に送られた、政策協定書の中で、TPP交渉に反対する候補を推薦するという部分を紹介し、他県の状況を聞いた。
山形県連の候補はこの協定で推薦をもらえなかったようだが、後で聞いたところによると、元農協の関係者が他党の候補者であったためだそうだ。
中谷元県連会長と相談し、全国幹事長会議の席で石破幹事長に統一見解を作ってもらうように要請することにした。
会議は安倍総裁、高村副総裁、石破幹事長など役員挨拶が続き、参議院選挙に向けての激が飛んだ。
質疑応答に入り、私が、高知県議会がこれまで何度かTPP反対の意見書を上げ、直近では3月議会でも上げたことを紹介し、そういう背景の上で高知県農業・農政会議から政策協定書が届けられた、これに対して党の統一見解を聞かせてほしいと質問した。
質問に答えたのは中谷元副幹事長と石破幹事長、中谷代議士からは「国益を守れない、聖域のない関税撤廃のTPPについては断固反対であるし、それが確保できない場合は脱退も辞さないものとして、JA、政府与党とも緊密に連携し、一体となって交渉を進めます。」との回答をいただいた。
TPPの問題は地方選出の国会議員対都市部選出の国会議員の対立であるし、米国との駆け引きがあるので調整が難しい課題である。
終了後、近くの中華飯店で懇親会、石破幹事長をはじめ何人かの党本部役員が出席した。
高村正彦副総裁も出席されたが、敷居が高いのかあまり都道府県幹事長が近寄らない、酒を注ぎに行ったらまあ座れとなり、おかげで久しぶりに高村先生とゆっくり話ができた。
石破幹事長とは東京や高知で何度も話している。この日は主催者として各テーブルを回りサービスに努めていたが、私とは三カ所のテーブルで一緒になり、「また中西幹事長がいる」と言われたが、決して嫌われているわけではありません。