米軍がシリア攻撃か

米国のオバマ大統領が、シリアのアサド政権が反対勢力に対して化学兵器で攻撃したことに関して、国際的に許される事ではないので、シリアをミサイルで攻撃することを決意したとのニュースが流れた。
但し、議会の承認の上で実施するとの事である。
米国の世論調査結果は、反対50%、賛成42%だそうであり、オバマ大統領が議会の承認を求めることに対する賛同は80%だそうだ。
また、イギリスはこれに賛同しないと議会が決議した。ドイツとイタリアは慎重姿勢、フランスは積極姿勢だとの報道が流れている。
シリアの内戦で政府側か反政府側かのどちらかが毒ガスを使って住民に被害が出たようで、オバマ大統領は政府側が使ったと判断したものだ。
昭和20年3月、東京を焼夷弾で無差別爆撃して約10万人の日本人を虐殺し、8月には広島と長崎に原子爆弾を投下して、合わせて約21万人以上の日本人を虐殺したのはどこの国だ。犠牲者の大多数は非戦闘員であった。
そんな国に住民虐殺だとクレームをつけられるいわれはないというのがアサド大統領の本音だろう。
今は、日米は軍事同盟を結んでいる。しかし、東京大空襲、広島、長崎に対する原爆投下を私は決して忘れない。
毒ガス攻撃をどちらがやったにせよ、米軍のシリア攻撃に日本が賛同の意を表する必要はないと私は考える。