この勉強会を言い出したのは私、2月に母の弟の叔父が膵臓癌で亡くなった際に、その義理の弟である佐藤健次叔父から、義兄に放射線治療を進めたが乗り気でなかったと言われ、高知県はがんで亡くなる人の比率はどんな状況か聞かれたので、高齢化先進県であるので、がんによる死亡者も相当多いと思うと答えた。
健次叔父は現在は大阪大学の名誉教授だが、原子物理学の研究から始まり、40年ほど前は東大原子核研究所で加速器サイクロトロンを管理していた。そして、この叔父の引きで私の弟哲也が、日大生産工学部卒業後、原子核研究所に入り、現在は日大生産工学部の教授となり、加速器の研究をやっている。
私の弟もがん治療に関する文章を専門誌に書いてあったと叔父から聞かされたので、弟にも電話して話を聞いた。
現在、重粒子線を使ったがん治療施設は日本で4箇所あるが、四国には全くない、研究してみてはどうかとの話を叔父から聞いた。
ただ、勉強だけはしたらどうかと思い西内隆県議に話したら、少し違う治療法であるが、長崎教授と知り合い、ホウ素中性子捕捉療法という治療法があるということが分かった。
今日の勉強会の事前打ち合わせで、2日前の土曜日に長崎教授と高知市で会食し、この治療法を使える施設は30億円程度で作ることが出来る事を初めて知った。
今日の勉強会はまず、こんなガン治療法があるということを議員の皆さんに知ってもらうことが目標であったが、皆さん熱心に聞いて頂いた。
その内容については次の機会に書くが、次の勉強会もやりたいと考えている。
今日は言い出しっぺの私が時間を勘違いして、10時開始と思い込んで25分遅刻した、大失敗であった。