門田隆将氏の講演会参加

26日(日)午前10時30分に海上自衛隊の伊藤総監をお見送りした後、友人を乗せて車で高知市に移動し、高知大神宮で開催された、ジャーナリストの門田隆将さんの講演会「ネット新時代のジャーナリズムを考える  朝日新聞は何に敗れたのか」に出席した。
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門田氏は高知県安芸市の出身、昭和33年(1958年)生まれで、中央大学卒業後、週間新潮の副編集長を務めた後に独立し、ジャーナリストとして活躍中である。
昨日高知市で行われた、大東亜戦争における特攻攻撃についての講演会出席の為に帰郷していたものであり、この日の講演会は「日本と郷土を愛する高知県民の会」の主催で、入場料無料で行われたので、おそらく謝礼も受け取っていないのではないかと推測した。
昨日の会は左派系の主催かと思っていたので私は出席しなかったが、門田氏の話ではサンサンTVの鍋島さんの紹介で引き受けたと話しておられた。鍋島さんはどんな役職か私は知らないが、出席した人の話によると、初めに登壇した高知大学の教授は特攻攻撃について批判的な話をしたようだが、門田氏は全く正反対の講演を行い、拍手喝采をあび、高知大学の教授はうつむいていたとの話を聞いた。
門田氏の講演内容は朝日新聞の意図的な虚偽報道、慰安婦報道問題と福島第一原発の吉田所長の吉田調書報道問題について、裏話を含めて、なぜ朝日新聞はこんな報道をしたのかについて熱弁を振るわれた。
9月に行われた朝日新聞社長の吉田調書虚偽報道に関する謝罪は門田氏に対して行われたものである。
門田氏に対する朝日新聞社からの個別の謝罪は、ずっとお断りして来たが、明後日28日に受けるとのお話であった。
門田氏によると新聞記者には二つのタイプがある。
一つは真実に基づいて記事を書く記者、もう一つはイデオロギーに基づいて記事を書く記者である。
いうまでもなく、後者の記者は結論は先にありきで、自分に都合がいい事実だけを抽出して記事を書き、読者を誘導する。
こういう記者を自己陶酔型シャッター症候群と呼ぶ。
政治の世界では社会党自民党の二大政党制が崩れる前の55年体制をもじって、「マスコミ55年体制」と門田氏は呼んでいたが、この体制が政治の世界ではとっくに崩壊して新体制に移っているのに、マスコミ界では1970年代の朝日ジャーナルを読み、デモに参加した全共闘世代の感覚から全く進歩していない記者が多い。
彼らは日本を貶める記事を書くのが正義だと思っている。門田氏のこの話は月刊誌でも読んだ。
この体質を持った記者は朝日新聞に限らず多くのマスコミ、名指しはしないが地方新聞にも多くいる。
との話など二時間の予定をオーバーするほどの熱弁を振るわれた。
私は学生時代から現在まで、朝日新聞を全く読まずにきたので、朝日新聞の捏造記事にはまだやっているのかという程度の感覚しか持っていないが、隣国や、世界各国に誤解を与えた今回の慰安婦問題報道と福島第一原発事故の吉田証言虚偽報道はキッチリと訂正する必要があると思うので、今回の講演はもっと多くの人に聞いてほしかった。
門田氏は自分のブログや週刊誌、月刊誌で同様の見解を述べておられるということなので、そちらを参考にしていただきたい。
素晴らしい講演会であった。