県議は他に浜田議長、溝渕さん、西内隆純さん、依光さんが出席した。
式は皇居遥拝、国歌斉唱、中平明実行委員長の開会の挨拶の後、浜田県議会議長が来賓を代表して祝辞を述べた。そして、聖寿万歳で一部が終了した。
二部の記念講演は呉善花先生の「なぜ世界の人々は日本の心に惹かれるのか」と題する講演であった。
始めは、日本人と韓国人との考え方の違いをいくつか例を挙げて話された。
印象に残った話をいくつか書くと次のとおりである。
☆韓国人が1番好きな日本料理は焼肉である。日本の牛肉が世界で1番美味しい、牛肉はすべて松阪牛だと思っている。これは日本人がいかに素晴らしいものを作るかと言う一例として話された。
☆韓国人は1度謝ると一生謝り続けなければならないと言う考え方を持っている。したがって政治家が韓国に来て謝ったところで何の解決にもならない。
☆日本人の「潔さ」と全く正反対の考え方が韓国の「恨」という考えである。これは1番美しい状態で止まって欲しいという考え方であり、それから来るのは、生花でなく造花を飾る事(枯れて散らないから)や整形手術をすることの多さである。また、自己正当化も同じで、それが人のせいにする、他人を攻撃する事に繋がる。また、日本人はそれを受け入れてくれると韓国人に思われている。
☆日本人の「水に流す」という感情は韓国人には理解できない、おそろしいと思われている。
また、(地形や環境などの)自然を受け入れる心を持っている日本人が韓国人には理解できない。
☆パク・クネ大統領は聖人化されており、パク大統領の男性関係を報道した韓国のマスコミ人は片っ端から逮捕された。そしてそれを引用した産経新聞支局長も同じく逮捕された。
☆韓国人が日本に来て1年くらいは素晴らしい国だと思われる。しかし2年目から3年目になって日本人と韓国人の習慣の違いが目につくようになると、途端に日本嫌いになる。そこを越えられないで韓国に帰ると反日のままになる。
以上の話を聞いて、とても日本人と韓国人は理解しあえることにならないと私は思った。
しかし、現在の呉善花先生は「わび、さび」を理解できる日本人の素晴らしさに自分は気が付いた。この日本人の素晴らしさを、世界に発信しなければならない。と講演を締め括った。
40数年前、私が大学生時代に、当時世界的数学者として有名であった岡潔先生の講演を聞いた。
岡潔先生は、日本人の脳は前頭葉に情緒を感じる部分があり、これは西欧人や他の東洋人には無い。だから、日本人は世界の人々のリーダーにならなければならないと言う趣旨の話をされた。
当時は「ホンマかいな」と言う思いで聞いていたが、最近、東北大震災における被災者の秩序ある行動や、日本人の創造力の成果が世界各地で評価されるのを見るにつけ、それは本当だなと思い始めた。