清水サバが消えた

16日は引き続いて監査委員の仕事で土佐清水漁業指導所で松浦所長から漁業状況の説明を受けた。
管内の釣り漁業者はサンゴ漁への切り替えが増え、二十数人しかサバ釣り漁師がいなくなったとの事である。
そのせいで清水サバの漁獲が減っていたのだが、昨年12月から極端に不漁となり、一人がやっと1尾釣る日が続いているという。釣り漁師が少なくなった上に燃油代が高いので、サバを求めて遠い漁場へ行けなくなったのが原因なのか、サバが土佐清水沖に来なくなったのか、まだ分からないそうだ。
続いて訪問した「株式会社土佐清水元気プロジェクト」でもサバ漁の不振の影響をもろに受けている現状を聞かされた。
この会社は土佐清水市が51%出資した第3セクターの会社で、現地の漁業、農業産品を加工して売り出している。
昨年はこの会社の作った「土佐の清水サバ漁師漬け」という名の漬け丼が、日経プラス1の何でもランキング「海鮮お取り寄せ」で第1位になった。
ところが、この原料の清水サバが獲れなくて横山社長は頭を抱えていた。
昔北海道でニシンが突然消えた、二十年近く前には日本近海からマイワシが消えた、マイワシは現在回復傾向にあるが、清水のごまサバがどうなるかは全く分からないようだ。
written by iHatenaSync