沖縄、名護市長選挙で基地反対派が勝利

19日(日)開票の名護市長選挙で基地反対派の稲嶺現市長が大差で勝利した。
自民党の元県議末松候補は苦戦が伝えられていたがこれほどの大差となるとは。
前回の選挙が約1500票差であったと聞いていたが今回は4千票以上の差がついた。
仲井真知事は辺野古埋め立てを承認しており、政府も知事も今回の選挙結果を受けても辺野古への飛行場建設は進めると言っているが、これは相当難しくなるだろう。
沖縄県の基地反対派は、本土の新左翼に属していた活動家が多いと言われており、相当高齢化している。
しかし、今回の選挙結果は反対派の運動が沖縄県民に相当浸透していることを裏付けるものではなかろうか。
今月読んだ沖縄出身の元自衛隊員、恵隆之介氏もその最近作「中国が沖縄を奪う日」(幻冬舎ルネッサンス新書)の中で沖縄県民の変化を心配しているがその通りになった。
私は恵氏とは二度高知市の講演会でご一緒させて頂いた。来月の紀元節祝賀会にも講師として高知市に来る予定なのでその辺の話を聞こうと思う。
私は米国のアジア戦略も変わっていると見ているが、沖縄を中心とした日米の戦略の見直しを迫られるのではなかろうかと思う。
written by iHatenaSync