安倍首相の河野談話踏襲発言に思う

安倍首相が14日の参院予算委員会で、「(慰安婦問題に関する)河野談話を、安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言したと報道された。
すでに菅義偉官房長官が同じ発言をしていたので、首相が改めて強調したものだ。
従軍看護婦」という言葉はあったが、「従軍慰安婦」なる言葉は戦前は無い。軍が直接組織した制度ではないので当然である。
従軍慰安婦」なる言葉は、これを捏造した勢力が戦後作った単語である。
韓国人の勢力が、米国で幾つかの地方議会に、韓国人慰安婦に関する決議や、慰安婦像の設置運動を行っている。
その際、韓国人勢力から「日本軍は20万人の韓国人女性を拉致して、強姦し、強制的に慰安婦とした」などと、全く事実と異なる文を書いた決議文や、石碑が建てられており、それに対して日系人団体が米国の地方議会に抗議をしているが、議会側からは「日本政府も認めているではないか」と反論される根拠が河野談話である。
これを見直さない限り、韓国人側の運動は止まらない。
外務省は抗議をしていると言うが、その効果がない事は、先日の衆議院予算委員会で、維新の会の山田宏衆議院議員と、岸田外務大臣の質疑を見ても明らかである。外務省の抗議活動には熱意が無い。
オーストラリア在住の私の友人から、数日前にメールが来て、この韓国人の運動がオーストラリアでも起きているとの事である。
この友人も、オーストラリアの日本大使館の対応は情けないと嘆いていた。
米国やオーストラリアの現地に住む日系人、日本人は本当に肩身の狭い思いで生活しているそうだ。
この河野談話なるものが、全く根拠のないものであったことは、当時の石原信雄官房長官が今年2月20日の衆議院予算委員会で証言した。この時も山田宏議員の質問であった。
そのきっかけは昨年10月16日の産経新聞の石原信雄氏に対するインタビュー記事である。
私は、安倍首相の今回の発言の裏にはオバマ大統領の意向が強く働いているのではないかと勝手に想像している。
北朝鮮の内部事情が緊迫し、日本と韓国とが協調しなければ朝鮮半島有事に対処できないとのオバマ政権の判断ではなかろうか、安倍首相は自重して欲しいとの圧力がかかっているのではないかと想像する。
そうでなければ、安倍首相の言動はおかしい、本人もいやいや発言したようで、「原稿を棒読みした」と報道されている。
安倍首相、米国の圧力に屈するな!



written by [[iHatenaSync]