麻生財務大臣講演会

22日(日)午後4時から麻生財務大臣高野光二郎参議院議員の国政報告会のために、2年ぶりに高知を訪れた。
私は14:20分、福岡空港から飛んで来た麻生大臣を出迎え、19:05分東京行きの飛行機を見送るまで接待した。
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午後4時から三翠園で講演会を行った。
その内容はアベノミクスの成功で、現在対ドル円相場は118円、株価は1万8千3百円を超えた。これによってトヨタをはじめ輸出をメインにしている製造業の業績は確実に上がっている。
また、皆さんの年金の運用実績が上がり、年金の話をしなくなった。
また、今年後半景気はもっと良くなる。
今後の問題は、景気が良くなって儲けたお金をどうやって使うかだ。
日本の製造業は素晴らしい、その一例として新幹線の話をした。
50年間も無事故、そして(時刻の)1年間の遅れが51秒、51時間ではない。
そのためには、運転手、車掌から保線係り、車内清掃係りまですばらしいチームワークが実現されている、これが日本人の力だ。
車内清掃係りはほとんどが主婦のパートタイマー、7分間で全車両の清掃が完了する。
これがNHKで放映され、「7分間の奇跡」と海外で評価されている。
日本の企業はデフレで長い間業績が良くなかった。その間はお金を稼ぐのが目標だ。お金が貯まってくると、それをいかに使うかが目標となる。つまり、お金は手段となる。お金は持っていても価値がない、使って初めて生きる。いかに使うかだ。
高知県でも土佐市に従業員150数名の紙製造会社がある。コンデンサー用の紙を製造している。そのシェアは国内で50数パーセント以上ある。
ここで会場の皆さんに、この会社を知っているか問うと8人が知っていた。儲けている会社は自分では言わない。(麻生先生は広瀬製紙と言ったと思うが、県の商工労働部に問い合わせたところ従業員は50名程度だとの事、コンデンサー用紙で一番有名なのは高知市に本社のあるニッポン高度紙工業(株)だ。)
今後は、これらの日本の素晴らしい製造業をいかに使うか、そのための知恵を絞ってほしい。
講演はユーモアを交えた麻生節が炸裂、あっという間の25分間であった。
プライベートでは中国経済の話もあった。