アラブの春って何だったんだろう

先日、地中海でアフリカのリビアからイタリアに密航しようとした移民船が又々転覆し、数百人の死者を出したニュースが流れ、その現地状況のテレビ報道が昨日あった。
2010年から2012年にかけて、チュニジアジャスミン革命リビアカダフィー政権の打倒、エジプトのムバラク政権の打倒、ヨルダン、シリア、イエメンなどの内戦、一連の政権崩壊は「アラブの春」と騒がれたが、その後はイスラム原理主義組織などの武装勢力によって内戦状態が今だに続いており、国民は難民となっている。
これらの国々の難民が祖国を捨てイタリアを目指して密航を続けており、その密航船の基地がリビアとなっているそうだ。
崩壊した国々はカダフィー大佐のリビアを始め独裁政権が多かった。
日本などの民主主義国家から見れば、国民を弾圧する独裁政権はよくないと思っていたが、独裁者でなければ国家運営が出来ない国があるのが現実だった。