安全保障法案特別委員会で審議

特別委員会の質疑は高村先生と岡田民主党代表の質疑を全部ではないが聞いた。
岡田代表は初めは感心して聞いていたがすぐにガッカリさせられてテレビのスイッチを切った。
その後のテレビ報道、今朝の新聞報道を見ると私の予想通りのようだ。
今何故集団的自衛権の行使を急ぐのかさっぱり分からないと質問した代表がいた。その理由は昨日のブログに書いた。
また、リスクが高まるとの質問も続いたようだ。
自衛隊では戦闘機パイロットの戦闘訓練、レンジャー部隊の訓練などが最も厳しい訓練と言われている。
中谷防衛大臣は陸上自衛官当時、レンジャー訓練終了間際、体力消耗のため仮死状態に陥り危ういところでこの世に生還したそうだ。
また、戦闘機パイロットの戦闘訓練では墜落事故も過去何度か起きている。
自衛隊の通常の訓練は常に命がけの訓練が多い。
そんな厳しい訓練を続けている隊員であるからこそ、これまで海外の危険地域に派遣されても事故なく任務を完遂してきた。
リスクの低いところであれば民間人を派遣すれば済むことだ。それが危険だから自衛隊を派遣しているのだろう。
野党の国会議員の先生方にはもっと勉強したらいかがですかと言いたい。
数年前に、中東に海外派遣されていた陸上自衛隊指揮官であった自衛隊OBから聞いた話だ。派遣にあたり、歩兵の持つ62式軽機関銃を1挺持って行くか、2挺持って行くか国会で大揉めになった事があったが、その後、国会議員が現地視察に来た際、62式軽機関銃を見た野党の女性議員が、「なんだ、あの時議論したのはこんな小ちゃい銃だったの、もっと大きな大砲のようなものかと思っていた。」と話し、それを聞いた自衛官は本当にガッカリしたと話していた。
今もそのレベルは大して変わっていないだろう。
特別委員会に海外派遣の経験のある自衛隊の高官を呼んで参考意見を聞いたらいいと思う。
アメリカではよく行われており、テレビ報道でも流れるが、日本の国会では何か問題があるのだろうか。
答弁する安倍総理、中谷大臣には頑張って下さいとしか言いようがない。