衆院憲法審査会高知公聴会

15日(月)午後1時から高知市日航旭ロイヤルホテルで、衆議院憲法審査会地方公聴会が開催されたので出席した。
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自民党からは桑名、梶原、西内、依光県議と長野安芸市議が出席した。民主党の前田県議と共産党から何名か出席していたと聞いた。
意見陳述者はどういう経緯で選ばれたか分からなかったが、マスコミ報道では応募したということだ。
最初に意見陳述者が、前もって提出した資料をもとに10分間ずつ自論を述べたが、竹田さんだけ資料無し。
順番は土倉啓介さん(自営業者)、竹田昭子さん(主婦)、岡田健一郎さん(高知大人文学部准教授)、筒井敬二さん(自治労委員長)、尾崎正直高知県知事、佐野円さん(翻訳者)。
尾崎知事は南海トラフ地震対策の緊急事態条項、全国知事会の作成した地方自治条項の追加について話し、資料には無かったが、参議院選挙について、都道府県単位の選出方法を憲法に明記すべきだと話された。唯一聞き応えがあった。
衆議院議員保岡興治団長(自民)が議長役、意見陳述者に対して一人10分ずつ質問した。
順番は古屋圭司(自民)、中川正春(民主)、吉村洋文(維新)、國重徹(公明)、大平喜信(共産)、園田博之(次世代)ということであったが、私は吉村議員の発言半ばで興味を失ったので会場を出た。
民主党の中川議員が意見陳述者全員に、現在衆議院で審議中の安保法制に対する見解を聞いた。
尾崎知事のみは政府答弁を支持した。
土倉さんは憲法改正をした上で集団的自衛権を認めるべきだとの考えだ。
後の4人は反対、そういう思想を持った方達だ。日本を取り巻く国際情勢についての考え方の違いか、国の生存権、国民の生存権について危機意識は無いように思えた。
平沢勝栄(自民)議員は出席したが、私のいた間は発言の機会は無かった。
一般傍聴席は半分弱の出席か、安保法制について県民の関心が薄い事の表れだ。
自民党の集会でも、憲法問題をテーマにすると出席者集めに苦労をする。