高知県園芸連の茄子の出荷体制変更について

安田町のナスの栽培業者から、高知県園芸連が今年9月からナスの出荷体制を一律にしたことに対する批判が出たことを書いた。
高知県のナスの生産量は日本一である。
これまで「土佐鷹」は県の農業振興部が開発したブランドナスとして高値で取引されている。
しかしロットが小さいために他県との競争で不利益を被っているというのが高知県園芸連の判断である。
以前は市場が競りと相対取引が半々位であったが、今や7〜8割が相対取引となっている。これが高知県産ナスが不利益を被る原因だそうだ。
その為、今年9月の園芸年度から、高知県園芸連では「オール高知ナス」という名称で一括して出荷する事にしたそうである。
高知県産ナスは「土佐鷹」「深層水ナス」などの手間暇をかけて育てるブランドナスと、これまでの「竜馬」「はやぶさ」などの、あまり手間のかからない品種があるそうだ。
当然値段も違うのだが、これらを一括して同じ値段で出荷する体制を取るのなら、園芸連には出荷しないという生産農家が増えてくるだろうと話していた。
高知県園芸連の系統離れが進む可能性があると県の農業振興部も浜田県議も心配している。