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天皇皇后両陛下のフィリピン ガリラヤ慰霊祭

思い
天皇皇后両陛下がフィリピンを訪問してカリラヤで戦没者の慰霊祭を行ったニュースを見た。
カリラヤはマニラから車で2時間ほどの距離であったと記憶している。
日本政府がフィリピン政府から土地を提供されて立派な公園を作っており、慰霊碑はその中心にある。
フィリピン戦域で戦没された約52万人の霊をお祭りしてある施設だ。
私は平成16年と25年に高知県遺族会の慰霊巡拝団の一員として訪れ、慰霊祭を行った。
2度共、慰霊の旅の最後にカリラヤを訪れ慰霊祭を行ったが、自国を日米両軍の戦闘の地とされたフィリピンの国民には日本に対する複雑な思いがある中でのカリラヤ公園の提供である事を忘れてはならないと思った。
今日のニュースではレイテ島で戦い、95歳になられた戦友、8歳の時に父親がフィリピンに派遣され、ルソン島で爆弾を抱いて米軍に突撃して戦死された兵士の遺児である本間尚代(79歳)さんが紹介されていた。
お二人共毎年のようにフィリピンを訪れて慰霊祭を行っているという。
私は本間さんのインタビューを見ながら涙が止まらなかった。
私が初めて慰霊巡拝団に参加して、最初の慰霊祭でご遺族の方々が戦死した父親に捧げる言葉を聞いた時、愕然とした。
私にとっては大東亜戦争は歴史の彼方の出来事であったが、ご遺族の方々にとっては現在の出来事であった。
山に向かって「お父さん一緒に帰りましょう」と絶叫するご遺族の方を、私は呆然として見つめていた。
テレビで放映された戦友も本間さんも、天皇皇后両陛下のフィリピンでの慰霊祭参加を心から喜んでおられた。