女性宮家について

5月31日の産経新聞に、衆議院における天皇陛下の譲位特例法案の付帯決議が報道され、それによると「女性宮家の創設等について」という文言があり、女性宮家の創設を検討すると書かれている。

この事を知った参議院の有志議員が集まって、31日午前8時から勉強会を開いた。

私は前日の午後に山田宏議員から連絡を受けて参加した。

講師は國學院大学の大原康夫先生である。

小泉首相の時にも女系天皇を認めるかどうかの議論があり、大原先生はその時の資料をもとに話をされた。

女性宮家の創設は、女系天皇を認めることに繋がる可能性がある。

私は反対だ。

数日前のBSフジ「プライムニュース」に百地章教授、所功氏、自民党衛藤晟一参議院議員などが出席して議論しているのを偶々見た。

この番組は、私にとってはたいへん分かり易かった。

憲法第二条は「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところによって、これを継承する」と定め、それを受けて、皇室典範第一条には「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と書かれている。

私はこれが正当であると思う。

報道によると、衆議院での付帯決議は自民党民進党国対委員間でせめぎ合いがあり、この文言に落ち着いたそうだが、官邸サイドは難色を示しているそうだ。詳細は分からない。

本日(6月1日)から衆議院で審議採決の上参議院に送られてくる。

参議院で、この付帯決議をどうするかの議論があるであろう。

政治は妥協が必要であるのでどうなるかは分からないが、私は主張すべきは主張するつもりでいる。

また、女系天皇を認めるには、最終的には皇室典範の改正が必要となるので、その時にも議論できる。