たび重なる北朝鮮のミサイル発射

今朝6時57分頃、北朝鮮平壌付近から弾道ミサイルが発射され、北海道上空を通過して襟裳岬の東2千キロに着弾したと報道されている。

韓国の連合ニュースでは、高度770キロ、飛距離3700キロと報道されている。

北朝鮮のミサイル発射技術は急速に進んでいる。

9月3日の核実験はアメリカで250キロトンの爆発規模で水爆実験に成功したと報道されている。

弾道ミサイルの弾頭に核爆弾を搭載する技術があるかどうかは確認されていない。

日本の対応は、先ほど菅官房長官から「最大の言葉で非難する」との報道があった。

昨日、北朝鮮国営メディアは「日本の四島を核爆弾で海に沈めるべきだ」とのニュースが流れた。

昨日昼、自民党水月会の連絡会があり、その冒頭で石破茂会長は従来からの考え方である「非核三原則の持ち込ませずについて議論する必要がある」と述べ、夜のニュースで何度も流れている。

私もその会に出席していたが、先日の水月会研修会でも直接聞いた。

数年前、中川昭一衆議院議員が同様の発言をした際にはマスコミから袋叩きにあい、「この国は、議論もさせない、非核4原則だ」と嘆いた。

石破茂議員は16年前からこの発言をしていると述べた。

今回は、マスコミは冷静に「石破茂氏は核を持ち込めと言ってるのではなく、議論しようと言っている」と正確に報道している。

ソ連崩壊後、米国が1996年のトランスフォーメーション戦略以来、国際戦略を変化させ、日本にもさらなる防衛努力を求め、北朝鮮が米国に届く可能性のある大陸間弾道ミサイルを開発した現在、日本を取り巻く軍事情勢は大きく変わった。

それに応じた、この国の独立と安全を守る為の国民と国会の議論が必要であろう。