特別国会閉会

12月8日(金) 11時30分から参議院本会議開催、30分で閉会し、事実上特別国会は閉会した。

今国会は5日の参議院外交防衛委員会の冒頭で、佐藤正久外務副大臣が就任挨拶の中で、自衛隊員が入隊に当たり服務の宣誓をする文章の一部を使用した事を民進党の小西洋之議員(千葉県選挙区)が、就任挨拶直後と質疑の中で、これは文人の言葉ではなく武人の言葉で、憲法違反であると批判して、佐藤副大臣の辞任を求めて与野党で協議した。

理事会でも民進党と共産党の委員が、佐藤副大臣の思いは別にして、宣誓の一部をそのまま引用した事を問題とした。

佐藤副大臣が引用したのは服務の宣誓の後半の一部で「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」という部分である。

私はこの発言は何の問題もない、自衛隊員に限らず政治家もこういう思いで職務にあたるべきだと思う。

この発言を問題視した件を聞きつけた私の知人は、

すぐに電話をかけてきて、国会議員として当たり前の心構えではないかと、問題視した議員に対して怒っていた。

私は、国会議員になる以前の県会議員時代から、佐藤副大臣が引用した部分の、この言葉を自分の心に留めていた。

県議時代にも職務遂行にあたって危険を感じた場面もあった。

戦前はテロで命を奪われた国会議員もいるし、戦後も岸首相や三木武夫首相が襲われて怪我を負った。

海外で活動する機会の多い外務副大臣は危険の伴う場面もあるだろう。

佐藤副大臣がこの言葉を心に留めて行動する、その思いを就任挨拶の中で述べた事を批判する人の考え方が私には理解出来ない。