小川榮太郎著「森友・加計事件」を読んで

表題の本には「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」という副題がついている。

この本は昨年の11月か12月に自民党から送られてきていたが、この事案については衆参の予算委員会で質疑が行われ、その都度、何度かこのブログでも書いていたので最近まで読んでなかった。

朝日新聞小川榮太郎氏に対して裁判を起こしたとの報道もあった。

この本では朝日新聞NHKが事件をねつ造して安倍総理を退陣に追い込もうとしたこと、それに文藝春秋も加わったこと、これらのマスコミ記事をもとに野党議員が予算委員会などで安倍内閣を追求したことなどが詳細にまとめられている。

私は参議院予算委員会を傍聴して、いかに野党議員がマスコミ報道を利用してありもしない事実を、さもあったかのように断定する質問にうんざりしたことをブログに書いた。

国会の予算委員会などの模様はUチューブで流れているので、それを見ている人達は野党議員の質問が的外れである事に気付いている。

自民党議員は、衆参の予算委員会などでこの問題をきっちりと質した。

しかし、その質疑を産経新聞以外のマスコミはテレビも新聞もほとんど無視した。意図的に自民党議員の質疑は報道しなかった。

北朝鮮や中国問題など、日本を取り巻く状況が危機感を増している中でそれらを無視し、平成29年度予算を審議すべき予算委員会なのに、その質疑をほとんど行わずに森友・加計問題の質疑ばかりする野党議員に唖然とした。

昨年末、参議院の理論家といわれる自民党議員が我々に話したことが印象に残っている。

「我々も野党であった時に民主党政権を攻撃した。しかし、その時の一次情報は自ら調査して探し、その後状況に応じてマスコミにもその情報を流した。今の(森友加計問題に関する)一次情報はマスコミが流し、それを検証もしないで野党議員が質疑に使っている。これで成果で出るわけがない。」