厚生労働省の勤労統計調査の不正事件はレベルが低すぎる。
統計調査の不正は国家の根幹に関わる問題であるが、厚労省の官僚にその意識がなかったのが先ずは問題だ。
第二に、根本厚労大臣は不正があったとの報告を受けながら、翌日31年度予算案に承認を与えた事が参議院の質疑で野党議員から指摘された。
大臣がどういう説明を受けたのか、予算案の組替えが必要との認識があったかどうか、あっても無くても翌日承認の判をついたのは問題だろう。
第三に、調査委員会に厚労省の役人が入ってはいけないでしょう。官房長がそんな判断も出来ないのか。
数年前に年金問題が起こった時、厚労省の体質改善が行われたはずだが、全く出来ていない。
自民党議員からも大変厳しい意見が出ている。
厚生労働省は抜本的な改革が必要だろう。