28日(木) 参議院自民党の当選同期の会、二八会(ニッパチかい)で、今年は筑波市にある農林水産省の研究機関「農研機構」を視察した。初めは小川、小野寺、進藤、徳茂議員、中西の5名が参加し、午前8時30分にバスで議員会館を出発、10時に現地に着いた。
遅れて宮島、足立、藤木議員が合流した。
①生物機能研究部門で、最近の組換えカイコ研究やシルク新素材開発研究の成果を視察した。
上の写真は蚕の繭の遺伝子を操作して発光する繭と糸を作った製品、どうも遺伝子操作は良いという気がしない。
上の写真は蚕の糸以外に、蜘蛛の糸とミノムシの糸を利用する実験成果の展示、
②果樹茶業研究部門ではY字樹形と自動走行車によるほ場管理、
小雨の降る中で畑を視察、この日は車両走行の実演は中止した。
③野菜花き研究部門では世界初の青い菊の開発の説明(生花の見学)
これも遺伝子操作、まだ製品化はされていない。
④農村工学研究部門では自動水管理システム及びため池防災システムの説明と実演
⑤遺伝資源センター ジーンバンク事業の紹介及び種子保存施設の見学した。
午後からは国土交通省の研究機関である「国土地理院」を視察、電子信号を発信する基準点が全国1300ヶ所に設置されて国土の動きを観察している。
東北大震災で動いたズレは未だに回復途上であるとの説明を受けた。
また、1階の床に日本地図があり、立体的に見えるメガネをかけると海底の地形がわかる。
私はここで川崎茂信院長から呼ばれ、東北大震災の震源地に比べて、今後予想される南海トラフ地震の震源地は陸地が近く、地震の震度が強くなる事の説明を受けた。
津波だけでなく、揺れに対する対策が必要な事が良く分かった。
川崎院長は昨年まで中国地方整備局長で、私が高知県出身である事を知っていた。
次に訪れた「建築研究所」はCLT集成材で作ったモデルハウスを視察した。
最後に「国土技術政策総合研究所、土木研究所」を視察、河川の洪水対策の実験施設を見た。
実際に何千分の一の模型地形を作り、水を流して実験を繰り返さないとよくわからないそうだ。(下の写真は信濃川の一部)