韓国による日本の水産物輸入禁止措置の2審判決

韓国が福島原発事故による放射能汚染を理由に、東日本大震災以来青森、岩手、宮城、福島、群馬、茨城、栃木、千葉など8県産の水産物輸入禁止措置をとっている事に対して、日本がWTOに禁止解除を訴えていた裁判で、1審にあたる紛争処理小委員会は「韓国の輸入規制はWTOルール違反」すると、日本の訴えを認めていた。

ところが、一昨日、上級審で、韓国の主張を認めたわけではないが、日本の訴えを退けた。

現在でもこのような水産物に対する輸入規制措置をとっている国は中国、台湾など23ヶ国ある。

事実上の韓国の勝訴で、昨日午前8時30分から自民党本部で開催された水産部会、水産総合調査会の合同会議では、出席した自民党議員から水産庁の報告に対して、厳しい批判の声が相次いだ。

これを受けて、浜田靖一水産総合調査会長は「これまで、日本が国際的に提訴したり、提案した事案で勝ったためしがない、今回も同じだ。いつも水産庁は大丈夫と言うが、大丈夫であった事がない。改めて我々は外務省と水産庁の出席を求めて事情説明の会議を開催する。」と発言した。

マグロ・カツオの捕獲規制も同じことだ、本当に日本政府は情けない。より一層のハッパをかけるしかない。