南海トラフ地震のシンポジウム出席

7日(土)12時から新橋の土佐清水ワールドにて、土佐清水市出身者と土佐清水高校東京OB会である関東土佐清水会が開かれて出席した。ここは1時間で切り上げて羽田空港へ向かい高知へ帰った。

午後4時過ぎに高知工科大学永国寺町キャンパスで行われていた高知工科大学主催の防災特別講演会に出席した。

テーマは「南海トラフ巨大地震への事前復興デザインを考える」、この会は愛媛大学防災情報研究センターの矢田部龍一特命教授の熱意で開催されたとの話が、磯部高知工科大学学長からあった。

開会挨拶は高知工科大学の磯部正彦学長、来賓挨拶は尾崎高知県知事とプログラムにあったが、これは午後1時10分から、私が会場入りしたのは午後4時10分、愛媛大学特任教授の山本浩司氏が「愛媛県南予地域における事前復興デザイン研究」と題する事例研究を発表している最中であった。

この後も、(株)第 1コンサルタント取締役部長の松本洋一氏、土木学会「地方自治体における災害マネジメント研究小委員会」の角崎巧副委員長の事例研究発表が続いた。

この後閉会直前に、出席していた中谷元衆議院議員と私が紹介されて挨拶の機会が与えられた。

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私は、東日本大震災が起きた時が高知県議会議長になる一月前で、県議レベルで意見交換をする組織を立ち上げて現在も活動している話、震災後7度岩手県宮城県を訪問して現地を調査した話をさせて頂いた。会場は200人の参加者で熱気にあふれていた。

午後5時30分から、会場を変えて食事をしながら意見交換会

冒頭で再度挨拶の機会を与えられたので、今度は岩手県視察の際に案内してくれた自衛隊岩手県地方協力本部長から「高知県議の皆さん、役場、警察、消防署は津波被害に会わない高台に移転して下さい、拠点がないと復興作業が出来ません。」と言われた話などをさせて頂いた。

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ここで隣に座ったのが、この日の基調講演を行った東京大学大学院工学研究科の羽藤(はとう)英二教授、名刺交換をしたら羽藤教授は「私は中西さんが県議会議員の時に大月町でお会いしているんですよ。」と言われビックリ、地域おこしをテーマにして大月町に来たことがあったらしい。また、宿毛市にも津波対策で何度か来ているとの事で、市役所の高台移転を中平市長がよく決心してくれた、と矢田部教授と一緒に賞賛された。

羽藤教授の研究では宿毛市も紹介されていた。

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また、矢田部教授も私と以前に会っているそうで、私が参議院議員に出馬して当選した経緯も知っており、何で39万票以上も取れたのですかと質問された。

さらに、この会で磯部高知工科大学学長とも話が弾み、有意義な会であった。