サウジアラビアの石油生産施設攻撃

サウジアラビアの石油生産施設が攻撃され、サウジアラビアの生産能力が半分に落ちたと報道されている。

イエメンの反政府武装組織フーシ派がドローンで攻撃したとの犯行声明が報道されているが、米国のポンペオ国務長官ツイッターでイランの攻撃だとの見解を示した、と報道されている。

これは日本にとって相当にまずい状況だ。

第一に、日本のサウジアラビアからの原油輸入量は6,752万kl(2018年統計)、全輸入量の38%でダントツのトップだ。

この事件で国内の石油製品価格が上がる。

もう一つは、米国政府がイランの犯行と断定すると、米国によるイラン攻撃の可能性が大きくなる。

中東が緊張すると石油製品価格が跳ね上がる。

日本は原油輸入量の82%を中東に依存する。日本のエネルギー政策にとって大変な状況が起こった。