20日、江藤大臣がやっと豚コレラ対策としてワクチン接種を表明した。大賛成だ。
農林水産省はこれまで、豚コレラを撲滅していると国際機関が認定する「清浄国」への復帰に時間がかかり、輸出に支障が出かねないなどとして接種には否定的だった。
豚コレラは豚や猪に感染する伝染病であり、特に最近は野生のイノシシが感染源となっている。
私は高知県会議員の時に獣害対策の現状を見てきたが、野生イノシシの増え方は急で、駆除が全く追いつかない。これは全国同じらしい。
今回の豚コレラの感染は岐阜から始まり、すでに愛知、三重、福井、埼玉、長野の6県で感染が判明している。
特に埼玉の感染が判明した事により、関東各県に広がる可能性が高い。野生イノシシの駆除が進まないからだ。
私は県議になる前に、故郷の宿毛湾でタイ、ハマチの養殖業の経営を10年間やった。
一生懸命育てた魚が病気に感染して大量に死んだ経験をしている。なんともやるせない思いをした。
今回の養豚業者の気持ちは良く分かる。
江藤拓大臣は、自民党が野党の時に九州で口蹄疫が発生した時に、民主党政権に対して、早く対策を打つように具体策を提言した。しかし、その具体策が受け入れなくて感染が広がったことを覚えている。
父上の江藤隆美先生は、骨のある真性保守の議員で、私は面識はなかったが尊敬していた。
ガンバレ!江藤拓大臣。