吉田博美参議院自民党前幹事長のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
3年前に、全国区から参議院議員に当選させて頂いて、高知県から単独で参議院議員を選出する事が出来ない事の理不尽さを身にしみて感じた。
当選後、我々合区対象4県の参議院議員の前で、吉田博美自民党幹事長が並々ならぬ決意で合区を解消すると述べられた。
そしてその通りの活動で、憲法改正案の4項目に合区解消を入れ、公職選挙法を改正して、高知・徳島、鳥取・島根へ特例枠を設定した。
吉田前幹事長は山口県で高校生まで育ち、高校生の途中から長野県に移り、そこで育ち、長野県選挙区から参議院議員となられた。
どうして合区解消にあれだけの熱意を注がれたのか、その真の背景を聞く機会のないまま引退された。
私は当選一年数ヶ月後に、参議院自民党では石破派に所属したまま吉田先生の率いる参議院平成研に入会させて頂いた。
この会派は竹下派と10名ほどの無派閥の自民党参議院議員で構成されていた。
吉田博美先生という卓越したリーダーシップを持った政治家に、短期間ではあったが教えを受ける事が出来て幸運であった。
こんなに短期間で体調が悪化して亡くなられるとは思っていなかった。
心よりご冥福をお祈り致します。