自民党国防議員連盟の勉強会

参議院外交防衛委員会は12日(火)、14日(木)と正常に動いている。

しかし、日米貿易協定の国会承認議案は、衆議院で止まったままで、参議院にいつ送られて来るのか定かでない。

自民党の国防議員連盟は、陸海空の制服OBを講師に招いて三回にわたって勉強会を行った。

テーマは兵站、武器弾薬や燃料等の備蓄の問題だ。

戦闘機や作戦機は、部品が調達出来ずに飛べない、部品取りになってしまった飛行機がある。

「たまに撃つ 弾がないのがたまにキズ」

以前、自衛隊員が作った川柳で有名になった。

防衛予算は増えてはいるが、海外からの武器弾薬の調達費(FMS調達)の割合が多くなっており、国内での調達にしわ寄せがきている。

弾道ミサイル迎撃に使うSM3ブロックⅡミサイルは、自衛隊は公表していないが、米軍の調達費は公表されており、1ドル110円で換算すると、1発32億円から35億円で購入されている。

陸上自衛隊主力戦車である10式戦車の調達価格は1台9.5億円。いかに弾道弾迎撃ミサイルが高額が分かる。

各部隊の兵站の貧弱さは早急に改善する必要があり、防衛省に強く申し入れている。