中東情勢一挙に緊張

3日イラクのバクダットの空港で、イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官の乗った車列が空からの攻撃を受け、ソレイマニ司令官を含む数人が死亡したとの報道があった。無人機による攻撃のようだ。

米国の国防総省報道官は、この攻撃はトランプ大統領の命令で実行されたとの声明を発表し、イラン政府もソレイマニ司令官の死亡を認めた。

ソレイマニ司令官はイスラム革命防衛隊の情報部門を担当するコッズ部隊の司令官だ。

イランは政府軍よりもイスラム革命防衛隊が位が上だ。コッズ部隊はその中でも中枢の部隊だ。

イランの最高指導者ハメネイ師は米国に対する報復を示唆したと報道された。

なぜ、バクダットの空港へ降りたのか理由は分からない。米国やイスラエルはソレイマニ司令官の暗殺を狙っていたとの報道もある。

中東地域の緊張が一挙に高くなった。

日本は自衛隊の中東派遣を決め、その準備をしている。

日本のタンカーなど関係船舶の航行は、益々危険にさらされる事となり、自衛隊派遣の必要性がより一層高まった。

一方で、派遣される自衛隊は突発的な緊急事態が起きる可能性が高くなった。

いかに自らを守る行動を取り易くするか、その方法を我々国会議員は考えるべきだ。