西岡京治、ブータン農業発展の父

ブータン農業の父と呼ばれているのが西岡京治(けいじ)、里子さん夫妻だ。
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西岡さんは1964年海外技術協力事業団のコロンボ計画の農業指導担当者としてブータンへ赴任、野菜(大根)を初めて作った。

西岡記念館の様子

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それまで、ブータン人は米と豚肉を主に食べ、野菜は全く食べてなかった。

今ではいろいろな野菜が栽培され、ハウス栽培も行われている。

但し、野菜の国内自給率はまだまだで、インドから輸入しており、野菜の生産高をあげるのが課題との説明を受けた。

また、ブータンはこれまで他国の農業支援を受けたがいずれも失敗した。成功したのは西岡さんが初めてだそうだ。

1980年4代国王よりブータン国で功績のあった人に贈られる最高爵位「ダショー」を外国人では初めて受爵した。

帰国直前に敗血症にかかり死亡した。59歳であった。