第201回通常国会開会

12時45分に国会正面前の庭で天皇陛下をお出迎え、午後1時より、参議院本会議場で開会式、参議院は午後3時40分より安倍総理、茂木外務大臣、麻生財務大臣、西村経済財政政策担当大臣の所信表明演説が行われた。

安倍総理は、40分に及ぶ所信表明演説の中で、東日本大震災の支援のお礼の中で、「台湾」という言葉を使い、自民党席から大きな拍手が起きた。

私は首相の所信表明演説の中で「台湾」という言葉が使われたのは初めてだと聞いていたが、今朝の産経新聞では小泉総理の時以来だと書いてあった。

台湾の蔡英文総統からはお礼のメッセージがあったと聞いた。

今年の予算の目玉は「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」で、事業規模で26兆円程度、財政支出で13.2兆円程度との事だ。

これが予定通り実施されれば、景気回復に大きな前進となるであろう。

そして、西村経済財政政策担当大臣の所信の中で「デフレではない状況を作り出すなかで、GDPは名目・実質ともに過去最大規模に達しています。」という言葉があったが、まだ「デフレではない状況」ではないと思う。

また、「2025年度の国・地方を合わせたプライマリーバランスの黒字化、債務残高対GDP比の安定的な引下げを目指して参ります。」という言葉もあったが、それらはインフレ率(物価上昇率)が2%を超えてから目指すべきだろうと思う。