令和元年度補正予算成立

本日30日午後7時10分から始まった参議院本会議で令和元年度補正予算3案が可決され、約4兆4千7百億円の予算が成立した。
討論は立憲・国民などの統一会派の塩村あやか議員が反対討論、自民党山田修路議員が自公を代表して賛成討論、共産党の岩渕友議員が反対討論、維新の片山大介議員が賛成討論を行った。

その後次の3法案が緊急上程されていずれも可決された。

家畜伝染病予防法案、地方交付税法案、平成30年度決算余剰金特例法案である。

補正予算3法案は参議院ではテレビ入りで昨日(29日)午前8時45分から予算委員会で審議が開始され、昼休みを挟んで午後5時7分迄、今日は午前9時から、昼休みを挟んで午後4時37分迄質疑が行われた。

今国民が最も国会に望む事は、コロナウィルス肺炎の状況と対策、昨年の台風被害に対する補正予算の成立、自衛隊の中東派遣などであろう。

自民党公明党はこれらの課題を政府に質した。

しかし、野党は桜を見る会などの質疑が多かった。

国民の意識とはずれていると思った。

一つ気になったのが、徳永エリ議員(国民)からMV-22オスプレイの事故率の質問があり、徳永議員は「オスプレイの事故率が3.26と非常に高い」と指摘したのに対して、河野防衛大臣は「2.50」と答え、徳永議員が再度「3.26」と反論してそのままになった。

防衛省に確認したところ、平成29年に8月に豪州で、9月にシリアで立て続けに事故があり、一時事故率が上昇したが、現在は2019年9月末時点では2.50とのことであった。

オスプレイは垂直離着陸が出来るという点、米軍や自衛隊で使っている大型ヘリCH-47チヌークに比べて、速度で2倍、航続距離で3倍の能力を持っており、非常に優秀な飛行機であり、事故率も他の飛行機に比べて高いわけではない。

その為に中国は非常に警戒している。

日本でオスプレイ配備反対運動が起きるのもその一環であろうと考えている。