参議院外交防衛委員会の調査活動その1

20日(木)、21日(金)と神戸市、岩国市、呉市で調査活動を行った。

参加議員は北村経夫委員長、宇都隆史議員、私(以上自民党)、秋野公造議員(公明党)、井上哲士議員(共産党)、榛葉賀津也議員(国民、立憲等)、浅田均議員(維新)で、伊波洋一議員(沖縄の風)は1日目の午前中のみ参加だった。

午前8時30分羽田空港発の飛行機で大阪伊丹空港へ移動し、バスで神戸市の国連人道問題調整事務所(OCHA)へ、紛争や災害にあった際の人道支援活動の説明を受けて意見交換を行った。

ここでは国連防災機関(UNDDR)の活動で、「世界津波の日」の関係で津波対策の為に世界十数カ国から来た皆さんが、高知県黒潮町津波対策の取組を視察して来たばかりで、その取りまとめの会を見学出来た。(下の写真)

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意見交換で、私は津波避難タワー設置の要望は届いてないのか聞いたが、バングラデシュから、津波避難対策として道路の嵩上げの要望が出ているとの事で、話が噛み合わなかった。

続いて、隣にあるJICA関西で活動報告と意見交換会を行った。

午後1時38分新神戸発の新幹線に乗り、2時50分広島駅着、貸切バスに乗り換え午後4時20分海上自衛隊岩国基地着。

ここは米軍との共用基地なので、入るのにはパスポートが必要だ。外国なのだ。

日本がお金を出しているのだが、米軍の官舎は米軍規格で大きく、自衛隊の官舎とは大きな違いがある。自衛官の士気が落ちるだろう。

昨年9月下旬にも個人的に訪れているが、基地司令の大西哲海将補から岩国基地の概要説明を受けて、質疑応答があった。

私はUS-2の稼動機を質問した。大西司令からは2〜3機であるとの回答があった。

以前にも書いたが、US-2は6機配備され、1機を土佐沖の事故で失った。ただし、最初の試験機が配備されている。

また、夜の懇親会に福田良彦岩国市長が出席した際に、本日US-2を製作している新明和工業の神戸甲南工場で飛行艇製作50機の記念式典に出席して来た。US-2の7号機が完成し、近々海上自衛隊に引き渡されるとの話が紹介された。

世界に誇れる素晴らしい飛行艇を装備しているのだが、活用しきれていない。

夜は福田岩国市長、藤本泰也岩国市議会議長も加わり委員の懇親会。

国会では委員会の進行を全て与野党の理事が進める、しかし、一緒に懇親会を行う機会は少ないので貴重な機会である、ざっくばらんな意見交換が行えた。

(後日、写真を追加します)