参議院予算委員会で質問

【5日午後、大臣答弁を正確に載せました】

4日(水)午前10時から、参議院予算委員会で質問に立つ機会与えられた。この日はテレビ中継は無し。
持ち時間は片道20分、質問内容は昨年来私自身の課題であった河川堤防の強化策についてである。

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ここ数年連続して台風や集中豪雨による河川堤防の決壊が起き、人命と財産に大きな被害が出ている。
河川の堤防決壊の起きる場所はほぼ予測がつく。
河川の堤防は土で作るという、土堤原則が河川法の政令である河川構造物管理施設等構造令第19条で定められており、水量が増えると決壊することを前提に整備されている。
私は高知県機の時代から、川床が盛り上がり、堤防を越流して、毎年のように洪水被害を受ける地元の要望を受けて、河床掘削を高知県土木部に要請したが、河川の事前整備予算不足でなかなか実現しなかった。
それに加えて、一昨年の西日本豪雨災害で広い範囲で堤防決壊が起きて大きな被害が出た。岡山県真備町愛媛県大洲市などだ。

川床掘削については一昨年の西日本豪雨災害を受けて同年末に、政府が3ヶ年で7兆円の「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」事業を決定したのを受けて、補正予算が付き、高知県でも整備が進んできた。
しかし堤防については土堤原則のままであり、高知県の技研製作所の北村社長から強く非難されたのが直接のきっかけで対策を考えてきた。
堤防強化については、国土交通省が技術検討会を設けており、先月第一回目の会合が開かれ、良い機会であった。
赤羽国土交通大臣から、この検討会において私の提案を反映させる旨の答弁をいただいた。

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下の写真は御法川国土交通副大臣
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また、国土強靭化担当の武田良太大臣からは引き続いて「防災・減災、国土強靭化のための緊急対策」事業を、「思い切った予算を確保しながら、本格的に強くしなやかな国土形成というものを作り上げていくためにも、今後更にこの国土強靭化政策というものを強化、推進していきたいと思っている。」との力強い答弁があり、

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財政的な裏付けをする麻生財務大臣からも「3ヶ年で全てが出来るわけではありませんので、引き続きこういったものは継続してやらざるを得ぬということになろうかと存じております。」との答弁をいただいた。

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続いて、防衛省に令和2年度予算案に計上されているF-15戦闘機の改修計画(約100億円)について、さらに次期戦闘機の開発予算280億円の内容について質問した。

数日中に動画を上げます。