少子化対策の誕生祝金を提言

参議院自民党の政策審議会(松山政司会長)が14日、衛藤晟一少子化担当大臣に対し、出産・子育てを支援するため、出産時に少なくとも100万円を支給する「誕生お祝い金(仮称)」の創設などをうたった提言書を手渡した。第2子からは金額を増やす。

衛藤大臣は「反映できるよう頑張っていきたい」と応じた。と報道されている。

2週間ほど前であったか、参議院自民党の松山政審会長名で、自民党参議院議員に対して少子化対策の提言を行うので要望があれば提出するようにとの文書が届いた。

私は、同僚の山田宏議員が3月3日の参議院予算委員会で、第1子誕生に100万円、第2子誕生に200万円と子供が増える毎に100万円ずつ金額を上げていく誕生祝い金の提言を、衛藤大臣にしたのを聞いていた。同じ思いであった。

山田議員によると、これらに要する予算は約1兆4千億円であると言う。また、衛藤大臣も以前から同趣旨の提言をしていた事を委員会終了後、衛藤大臣から直接聞いた。

それで、山田宏議員におことわりした上で松山政審会長に対し、山田宏議員が予算委員会で提出した資料をコピーして「この山田宏議員の提言に賛同し、要望とします。中西哲」との要望書を提出した。

山田議員と私の他にも多くの同様の要望があったのでしょう、政審会長の提言書に採用されました。

本日参議院外交防衛委員会があり、隣に座っている山田宏議員に採用されたお祝いの言葉を述べた。

私は高知県議会議員の時に、福島県矢祭町が誕生祝金制度を作り、成果を上げていたことを聞いていた。

矢祭町は平成17年に条例で誕生祝金制度を作り、第1子と第2子の誕生に10万円ずつ支給、第3子からは50万円プラス健全育成奨励金が50万円の合計100万円が支給され、第4子は100万円プラス50万円、第5子以上は150万円プラス50万円となっている。

山田宏議員は、予算委員会の質問の中で、全国的に出生率が下がる中で、矢祭町だけは若干上がっていると発言された。

地方公共団体の中では、矢祭町以外にも誕生祝金を贈っている自治体があるが、金額が低い場合が多い、国が主導で第1子100万円から始まり、第2子からはもっと金額が増える制度を作れば少子化対策に貢献出来るのではないかと思っている。