また九州南部で豪雨災害である。
死者・行方不明者合わせて40名と報道されている。
亡くなられた皆様のご冥福をお祈りすると同時に、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
私の友人で熊本県芦北町出身の松本隆之さんの実家が土砂災害で流されたとの連絡を受けた。築100年の家だそうだ。100年に一度の災害が起きた。
芦北町は2〜3年前にも球磨川の氾濫で被害を受けており、その時は何ともなかったが、芦北町は大きな被害が出ていたので気になり、一昨日の夜、メールを打ったら実家が土砂崩れにあい潰れたとの連絡があった。
父親が一人で住んでいたのだが、最近は父親が施設に入っているので誰も住んでいなかったそうだ。不幸中の幸いであった。
私が3月5日の参議院予算委員会において、河川整備の必要性を訴え、3年間で7兆円の国土強靭化の特別対策予算が令和2年度で終わるので、さらに継続するよう麻生財務大臣に訴えた。
麻生大臣からは「この予算は継続せざるをえんでしょう」と言う前向きな答弁が出た。
しかしその後、衆議院の委員会において安倍総理は、同様の質問をした公明党議員の答弁では明言を避けた。
公共事業費を増やしたくない財務官僚の入れ知恵でしょう。
質問準備中に、財務官僚から「来年も豪雨災害が出る可能性が高いという人がいるそうだが、どこにそんなデータがあるのだ。」と言ったとの話が聞こえてきたので、気象庁が公表している20年分の日本周辺の海水温温度を提示して、このような海水温度では、来年も必ず豪雨災害が起きると訴えた。
その心配が当たった。
河川整備に予算を投入すべきだ。
【追記】
「今回、決壊、氾濫で多数の死者・行方不明者を出した熊本の球磨川・・・ここはかねてより有名な洪水危険ポイントで、川辺川ダムの建設が検討されていたところでした。
が、残念ながら、この10年以上凍結になっていました。治水関係者では「東の八ッ場、西の川辺川」とささやかれており、早く作らないとエライことになると心配していたところでしたが・・・八ッ場ダムは台風19号にギリギリ間に合いましたが、この川辺川ダムについては残念ながら整備が進められる以前の段階で、大洪水がおこってしまいました・・・。
今、資料をとりまとめているのですが、その概要部だけ、ご紹介さし上げます。近日中に何らかの記事を公表したいと思います。
今回の洪水で被害に遭われた方にお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。」