中国軍の増強と尖閣諸島への圧力

中国軍の近年急激な軍事力増強と、尖閣諸島周辺での日本に対する圧力を示す。資料は防衛省海上保安庁が作成した。

下の資料はコロナ感染者ではない、中国公船の接続水域内確認日数と侵入件数である。

平成24年9月ぐらいから急速に増えている。

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下の資料は中国の国防費で、2020年度は日本円で約20兆2881億円、日本の防衛関係費は5兆688億円である。日本の4倍強。

資料の右下が第4、第5世代戦闘機、すなわちJ-10戦闘機からスホイ27、スホイ35戦闘機の機数である。1080機。これに対して日本のF-15F-2戦闘機は合計309機である。日本の3倍以上保有している。
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下の資料、左下の記述に注目してほしい。この潜水艦搭載型大陸間弾道弾JL-3ミサイルが数年後に配備されると、中国海南島にある潜水艦基地の近くからワシントンまで約1万3000キロ、南シナ海から中国は直接ワシントンを戦略核ミサイルで狙えることになる。これが南シナ海で米海軍が活動を活発させている要因である。
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下の資料左側がヘリコプター搭載型揚陸艦であり、2020年に就役する可能性、と書かれてある。
右下にある米海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」にそっくりである。
おそらくアメリカ軍の設計図を盗んで真似して造ったんだろうと私は見ている。
ちなみに、中国では知的財産権の保護という考え方はなく、しかもコンピュータの資料を盗む事は犯罪ではないという稀な国である。
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次の資料は我が国周辺海空域での活動状況であり、本年6月には、中国軍と推定される潜水艦が接続水域内を潜没航行した。自衛隊が撃沈してもおかしくないような事例である。
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下の資料も、中国空軍による日本周辺での活動が活発化した事例である。
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尖閣諸島周辺で中国の公船といわれている艦船は、中国海警の所属であるが、海警は左の中央の図のように中央軍事委員会に所属する武装警察の直轄になった。つまり、人民解放軍と同列になったのである。また、海軍出身者が海警の主要ポストにつくようになった。
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これが現状です、日本の危機です。