ポーランドのシベリア孤児100周年記念レリーフ目録贈呈式に出席

23日(金)午前11時に「シベリア孤児100周年記念レリーフ目録贈呈式」に出席した。

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上の2枚の写真は祝辞を述べている所。

私の他に、日本・ポーランド友好議員連盟の幹事長である北村誠吾衆議院議員、事務局長の木原稔衆議院議員、福田会後援会長の安倍昭恵前総理夫人などが出席された。

場所は渋谷区広尾にある社会福祉法人福田会(ふくでんかい、太田孝昭理事長)、いただいた資料によると、福田会は1876年(明治9年)、今川貞山、杉浦穣、伊達自得の3名の発議により創立され、寺院を中心に日本で最初の児童養護施設の運営を開始した、とある。現在は児童養護施設「広尾フレンズ」や福祉型障害児入所施設「宮代学園」など6つの事業所を運営しているそうだ。

ポーランドは非常に親日的な国であるが、その要因の1つが1920年から7度にわたり、シベリアに残された765名のポーランド孤児(シベリア孤児)の救済に日本が協力した出来事である。

日本ではほとんど知られていないが、福井県敦賀港に上陸し、健康を回復した後で神戸港及び福井港から本国ポーランドを始め世界各地へと渡ったポーランド人達の逸話は書籍を通じてポーランドでも知られている。

私も最近になって知った。

福田会では、そのうち375名の孤児に宿舎を提供してお世話をしたそうだ。

お昼のお弁当を食べながらパヴェウ・ミレフスキーポーランド大使から話を聞いた。

この孤児達は、第一次世界大戦後の1920年(大正9年)ポーランドは占領され、当時の支配階級は家族共々シベリアへ送られた。その時の孤児達であり、本来は国の中枢を担う立場にあった人達であるとのことであった。

下の写真はその当時の福田会の庭で写した孤児達の写真で、この写真を元にして、徳島県大塚製薬の関連会社である大塚オーミ陶業(株)が陶板レリーフを作成し、それを福田会のビルの壁面に飾るとの事、出来上がりは2m×4mの大きさになるとの事です。

同じ場所で我々も記念撮影をしました。

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ジャーナリストの井上和彦氏が参加しており、井上氏は、シベリア出兵の歴史を調べていてポーランドのシベリア孤児のことを知った。
世界一親日的な国であり、自分の本やテレビ番組でその旨を述べていると挨拶された。

なお、首都のワルシャワでは日本祭りなどで、桜舞ポーランドという団体が、高知のよさこい踊りを披露しているそうです。