26日(木)午前8時から党本部で、自民党政務調査会、外交部会・外交調査会合同会議が開かれ私は外務大臣政務官として出席し、冒頭で挨拶させていただいた。
本日の議事は
1、モリソンオーストラリア連邦首相の訪日について
2、王毅・中華人民共和国国務委員兼外交部長の訪日について
3 、APEC首脳会議について
4 、G20リヤドサミットについて
の4つであった。
本日の会は、佐藤正久部会長が気を利かせて、一昨日、中国の王毅・外交部長(外務大臣)が記者会見で尖閣諸島に関する問題発言をした事に対する発言が出るであろうと予測して、二番目の議事で止めて議員からの発言を促した。
予想通り十数名の議員から、王毅発言と、それに対応した茂木外務大臣に対する批判が相次いだ。
報道によると、記者会見で王毅外相は、日本の主権者たる漁民を「偽装漁船」という言葉で侮辱した。また、尖閣諸島は日本の固有の領土であるのに、中国の領土であるとの発言をしたようだ。これに即座に反論しなかった茂木外相に対する厳しい意見が相次いだ。
茂木大臣は早急に王毅外交部長に抗議を申し入れるべきだ、との意見、また、日本外交の大失敗だ、との発言もあった。
私は記者会見のテレビの様子を詳しく見ていなかったが、王毅外交部長の発言は、同時通訳でなかった為に、部長の発言中に茂木外相が怒らなかった事に批判があった。
茂木外相は英語には非常に堪能な方だが、中国語は分からなかったようだ。その点少し気の毒なようだが、同時通訳の使い方も含めて外務省に厳しい批判が相次いだ。
多くの議員からの意見を受けて、佐藤正久外交部会長と衛藤征士郎外交調査会長とが、茂木外務大臣に対して意見の申し入れ行うことが決まった。