次期戦闘機開発における国際協力について

18日、防衛省は、次期戦闘機の開発にあたって、三菱重工の下請企業として米国のロッキード・マーチン社をインテグレーション支援の候補企業として選定するということを発表した。
提携する部分は①ミッション・システム・インテグレーション、②運動性能とステルス性の両立、③コンピューターシュミレーションを駆使した設計作業、の3つの技術分野である。
その他の「エンジン、搭載電子機器(アビオニクス)などの各システムについては、開発経費や技術リスクの低減のため、米国および英国と引き続き協議を行い、協力の可能性を追求していく」、とのことである。
18日午前9時から行われた自民党政調会の国防部会・安全保障調査会合同会議では、ロッキードからの情報開示が不十分で改修の自由度が下がることへの懸念の声が相次いだ、と報道されている。

私は県外出張のためこの会に出席できなかったが、上記の事を始め、いくつかの点について懸念を装備庁に伝えている。

今回の決定は、ロッキード社と即契約ということではなく、1年かけて様々な協議をして、その上での契約ということになる。