対艦ミサイル等の射程距離延長の研究について

29日(火)の産経新聞の一面に「国産ミサイル 射程2000キロ 政府開発 離島防衛 抑止力強化」などの文字が踊っている。

国産の新対艦ミサイル、12式地対艦ミサイル、外国製で戦闘機搭載の空対艦ミサイルJSM、JASSM、LRASMの紹介記事である。

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私は参議院議員になって以来、自民党の国防部会・安全保障調査会などで、対地、対艦ミサイルの射程距離を延伸することを提言し続けてきたが、やっと1〜2年前からこれらが予算化されている。

これまでの対艦ミサイル等の射程距離は150キロから200キロと推測されていた。

射程距離を伸ばす事によって、周辺諸国に対する抑止力が強化されると思う。

このうち、12式地対艦ミサイルは、その前の型である88式地対艦ミサイルも、目標の直前までGPS誘導で、最後はミサイルの持っている装置で目標を捉えて当てる巡航ミサイルである。

誘導方式の研究も提言している。

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写真は防衛省のホームページから転載した12式地対艦ミサイルです。全長約5m、直径約35cmで、1台で6発搭載しており、撃ち終わるとすぐに補填します。

令和3年度の予算案には、12式地対艦ミサイルの能力向上型の開発費335億円が計上されている。

これも大切だが、現在ある12式地対艦ミサイルの取得費の増加も必要だと思う、こちらは1式で55億円が予算計上されているが、少ないと思う。

また、新対艦ミサイルの射程距離を2千キロに延長するとの記事もある。

12式も、新対艦ミサイルも空対艦ミサイル(ASM-2,ASM-3)も全て国産で、技術も共有している。

これらの改良と配備数を増やす事は、日本防衛にとって極めて重要な事であると思います。