新型コロナウイルス感染症対策本部の報告

26日(火)午後3時から自民党本部で、自民党政務調査会新型コロナウイルス感染症対策本部・社会保障制度調査会 新型コロナウイルスに関するワクチン対策プロジェクトチームの報告書が提出された。

 

この報告書は、慶應大学病院の医師でもあった古川俊治参議院議員が大変な量の論文を読み込み、取りまとめたとの報告があった。

現在、国内で2月下旬から接種する準備を進めているワクチンについて報告書で説明があった。

マスコミ報道では、このワクチンは重症化予防効果はあるが発症予防の効力は無いとの報道があり、その後、発症予防の効力があるとの報道もあり、混乱しているが、プロジェクトチームの報告書は発症予防の効力を明確に認めた。

報告書は、

始めに1、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の現状を報告し、

2、COVID-19、ワクチンの効果と安全性、ワクチン戦略の方向性について以下のように書かれている。

 「このような中で、COVID-19ワクチンが開発され、臨床試験では、メッセンジャーRNAワクチンでは約95%の、アデノウィルス・ベクター・ワクチンでは約62%の発症予防効果が認められた。何れのワクチンも強い免疫誘導効果を示し、免疫応答が減弱する高齢者においても、若年者と同様の高い有効性が認められた。

有害事象は高率に認められるものの全て一過性で、入院を要する有害事象の頻度が低く、対象群との差は認められていない。・・・

これらのワクチンを高齢者や基礎疾患のある人などの重症COVID-19のリスクのある人々に接種すれば、COVID-19は、ほぼ風邪コロナウィルス感染症と同様の、流行しても軽症の感染症となると考えられる。したがって、これらのワクチンをいかに迅速に、リスクの高い人々に摂取するかが、平穏な社会生活と活力ある経済を回復するための鍵であり、2021年前半にこれを達成することが国家の最大の課題である。」

全国民へのワクチン接種は初めての事で、大変な事ですが、効果があります。国民が一致団結して進めましょう。