3月23日、米海軍太平洋艦隊司令官アキリノ大将は、次期米インド太平洋軍司令官就任への指名承認の為、上院軍事委員会公聴会において証言を行った。
その内容については産経新聞等に詳しく報道された。
公聴会に先立ち上院軍事委員会がアキリノ大将に対し事前に提出した質問への回答の中で、日米同盟に関する回答について、注目する点についてお知らせします。
☆日米同盟は、インド太平洋の平和と繁栄の礎。
日本との軍事関係は今までで最も強固である。
☆自衛隊は、日米で相互運用可能な対空ミサイル防衛、制空、海洋安保、ISR能力(情報収集・監視・偵察能力)の向上に投資し続ける必要がある。
また、日米は引き続き共同訓練を実施し、頻繁に共同で活動する必要がある。
☆中国の弾道ミサイル、巡航ミサイルに自国で対応できる能力を日本が確保することは、日米にとって死活的に重要。
☆極超音速兵器に対する識別・探知・防御能力の改善について共同で取り組む予定。
☆在日米軍再編は、沖縄以外の地域における米軍の分散配置と迅速な対応を可能とする。