産経新聞の記事です「英 コロナ死者ゼロ」

6月3日の産経新聞の記事です。

「英政府は6月1日、新型コロナウィルス感染による1日当たりの死者数がゼロだったと発表した。

死者数がゼロとなったのは昨年3月以来。・・・

英政府が今年1月から英イングランド全域で実施している都市封鎖に加え、国を挙げたワクチン接種により状況が大幅に改善した。英政府が毎日公表する死者数は、陽性と判定されてから28日以内に死亡した人が対象。英国型変異株による感染が拡大した1月には1日当たりの死者数が千人を上回ったが、2月以降は急速に減少し、5月に入ると1桁が続いていた。1日当たりの新規感染者数も、1月上旬の5万人超から5月末の約3千人に減った。」

イスラエル、米国でもワクチン接種は確実に効果を上げております。

藤井聡教授、田原総一朗氏のシンポジウム開催

6月1(火)日、衆議院第一議員会館多目的ホールで午後2時半から2時間にわたり、京都大学レジリエンスユニット長・藤井聡教授とジャーナリスト田原総一朗氏の両人による、「こうすれば絶対良くなる!日本経済 責任ある積極財政に転換せよ」と題するシンポジウムが開かれ、与野党の国会議員、一般参加者、マスコミ関係者など、多くの人が参加した。
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お二人は、今年4月にこの題名の対談本を出版された。それに基づいて2人が対談した。

始めに藤井教授がこの本の内容について25分間解説をした。

この本のポイントは4つ、

[提言1]プライマリーバランス(PB)規律を撤廃せよ!

[提言2]新型コロナ終息まで消費税0%にせよ!

[提言3]企業に対する粗利補償をせよ!

[提言4]未来を拓く危機管理投資をせよ!

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その後、お二人の対談、大変興味深い㊙︎話や、時に漫談のようになりながら、大変勉強になる対談でありました。

なお、この様子は藤井教授がYouTubeで発信されるそうですので、是非ご覧下さい。

なお、藤井教授によると、この本は国会議員全員に送ったとの事でしたが、何人が読んだでしょうか。

参議院決算委員会で答弁に立ちました。

5月31日(月)午後、参議院決算委員会において日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)に対するサイバー攻撃について維新の柳ヶ瀬裕文議員の質問について答弁に立ちました。

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この件は、平成28年から29年までの間、合計5回にわたり、住所、氏名等の情報を偽って、日本のレンタルサーバーの契約に必要な会員登録を行った事件につき、4月20日、警視庁が、中国共産党員の男を被疑者として、東京地方検察庁に書類送致したものです。

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警備局長から、その後の捜査等を通じて、被疑者・関係者の供述を始め数多くの証拠を積み上げることにより、約200の国内企業等に対する一連のサイバー攻撃が、Tickと呼ばれるサイバー攻撃集団によって実行され、当該Tickの背景組織として、山東省青島市を拠点とする中国人民解放軍第61419部隊が関与している可能性が高いと結論づけるに至ったものであります。との趣旨の答弁がありました。

その後で、柳ヶ瀬議員から私に対して、JAXA等へのサイバー攻撃について、中国への抗議や制裁を行うべきではないかとの趣旨の質問がありました。

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(上の写真は私の答弁の様子)

私の答弁は「本事件につきましては、日本政府としては、本事案について大変重く受け止めております。自由、公正かつ安全なサイバー空間という民主主義の基盤を揺るがしかねない悪意あるサイバー活動は看過できません、国家安全保障の観点からも強く懸念すべきものであり、本事案を含め、わが国の国益を害するサイバー攻撃について、断固非難し、厳しく取り組んでいく考えであります。

また、こうした日本側の考え方については、中国政府にしかるべく伝えております。

政府としては、今後も同盟国・有志国とも連携し、自由、公正かつ安全なサイバー空間の創出・発展のため、また、国民の安全・権利を保障するため、必要な対応をとっていく考えであります。」

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さらに、柳ヶ瀬議員から、中国に対し制裁等をする考えはないかとの質問があり、それに対しては

「個別の事件の具体的対応につきましては、予断してお答えすることは差し控えさしていただきます。」と答弁しました。

自民党高知県連大会に代わる常任総務会開催

5月30日(日)午後3時より、高知市内のホテルで、自民党高知県連大会に代わる常任総務会が開催され、中谷元県連会長と副会長のうち、山本有二衆院議員のみ参加、我々副会長はweb参加しました。

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当初は党所属の県議団、市町村支部長、幹事長、職域支部代表などから構成される百数十名規模の総務会を開催する予定で、我々副会長である国会議員団も出席予定でした。

ところが、先週後半に高知県内の感染者数が30人台に増えた為に、県議団で構成される常任総務会に急遽変更され、福井照衆院議員、中西祐介参院議員、高野光二郎参院議員、私の副会長はweb参加する事になりました。

なお、山本有二衆院議員は衆院選挙の意思表明の為出席されました。

コロナの影響で日本の年間死者数が減った。

厚生労働省が2月22日に発表した人口動態統計(速報)によると、2020年に死亡したのは138万4544人で、前年より9373人(0.7%)減った。速報に死因別のデータはない。

 2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少したことが22日分かった。死亡数は高齢化で年平均2万人程度増えており、減少は11年ぶり。新型コロナウイルス対策で他の感染症が流行せず、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少したためとみられる。」

以上が今年3月頃?にインターネットで見たニュースだが、毎年2万人程度増えていた死者数を単純に足せば、2020年は前年に比べて2万9千人減った事になる。

最近この話を知人の何人かにすると、そういえば周りに風邪を引いたと言う人がいない。との返事。

私の周りも同様だ。

手洗い、うがい、人々との交流制限など、コロナ対策の影響であろう事を実感しています。

自民党政務調査会全体会議

この時期に恒例の自民党政務調査会の全体会議が、27日(水)午後3時から開かれたので出席した。

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自民党政務調査会には内閣第一部会、外交部会、国防部会、国土交通部会など14の部会と32の調査会、29の特別委員会などがあり、それぞれが党本部で頻繁に会議を開いています。

この会議は、来年度の骨太の方針2021・成長戦略2021年版の原案を叩き台に、それぞれの会議で取りまとめられた意見を原案に書き加える事を、各部会長、調査会会長が発言した。

その後は、各議員が発言した。

私は、骨太の方針に「プライマリーバランスの黒字化」を書き込む事に反対の立場ですが、昨年に続いて骨太の方針の原案には書き込まれていませんでした。

しかし、自民党財政再建推進本部などは書き込むよう提言しているので入るかもしれません。

未来の戦争

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最近、写真の「フューチャー・ウォー」(未来の戦争)を読んだ。

著者は元米空軍の技術将校であったロバート・H・ラティフ少将です。2018年に出版されている。

コロナ感染が問題になる前であるが、コロナパンデミックを予見したかのような記事があったので、転載します。

「敵方が、ワクチン及び抗ウィルス薬が効かないウィルスを拡散させるといったやり方で攻撃してくる事態も想定しておかなければならない。このケースでは、広く報道されたオーストラリア人科学者たちの例が参考になる。彼らは実験用マウスのための抗ウィルス薬を作ろうとして、ネズミの天然痘(鼠痘)にちょっと手を加えた。研究目的は、マウスの天敵とも言えるこの病気の根絶にあったのだが、実験は失敗し、望んだような抗体はできなかった。というか、あに図らんや、極めて致死性の高い鼠痘ウィルスができてしまったのである。こいつに罹ると、すでにワクチンを投与されたマウスまで死んでしまうのだ。幸いなことに実験は外部と隔絶した研究所内で行われていたので、問題がそれ以上広がる事はなかったけれど。これと似たような研究を、人間の病気に対してやる場合は、用心にも用心を重ねる必要があろう。」

このオーストラリア人科学者の行動は初めて知った。コロナウィルスの拡散に想像が及ぶ話だ。

また、現在の兵士はハイテク装備と兵器を使用している。例えば、スマートフォンなども位置情報確認や距離測定などに使用されている。

しかし、ハイテク装備、兵器は電源が無くなったり、故障すれば使えない。

この点について、トランプ政権の国防長官であったマティス氏の次の言葉を紹介している。

「ハイテク兵器への依存に対する警告(ジェームズ・マティス元国防長官)

高性能のハイテク兵器や通信システムは、魅力的だが脆いとしばしば言っている。戦争とは修羅場であり、思いがけないことが起こり、しかも人がそれを演じ、そしてハイテク・システムは不具合に陥るものなのだと将軍閣下は警鐘を鳴らす。軍の指揮官たるもの、上から下までそういう不具合への心の準備が必要だというのがマティス将軍の結論だった。つい最近のこと、米海軍兵学校はここ10年で初めて、航海時の天文航法にもちいる古典的な六分儀の使用法を士官候補生たちの必須科目に戻した。今のパイロットたちはGPS装置の助けがなくても、所定の場所に爆弾を投下できるだろうか。兵隊たちは今でも地図をきちんと読めるだろうか。マティス将軍は指摘する。システムは戦闘中、不具合を起こすものであり、兵士や水兵、航空兵は柔軟に対処し、そんなものがなくても生き残り、かつまた任務を全うする独創的な手法を自ら考案できなければならないと。」

これは未来の戦争に対する警告であり、自衛隊もハイテク、ローテク両方に対する備えが必要でしょう。

この他にも、大東亜戦争における、東京無差別空襲、原爆投下などに関する否定的な感想が、元米空軍少将から語られており、是非ご一読をお薦めします。