積極財政推進議連の第9回勉強会開催

7月20日(水)午後4時から衆院第1議員会館地下の大会議室で、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の第9回勉強会が開かれました。

今回の講師は、再登板の会田卓司先生、岡三証券(株)投資調査部チーフエコノミストで、「『経団連21世紀政策研究所  研究プロジェクト』中間層復活に向けた経済財政運営の大転換」と題して講演をしていただきました。

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冒頭、安倍元総理への黙祷を行いました。
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参議院選挙後の国会休会中にもかかわらす、多くの議員の皆様に出席していただきました。

有難うございました。

経団連は積極財政政策を推進することになったが、そのきっかけを作った研究成果について1時間45分にわたって熱心な議論が続きました。

講演内容は数日中にYouTubeで公開いたしますので、ご覧下さい。

なお、会に先立ち、城内実顧問(下の写真左端)から安倍元総理と当議連との関係の話しがあり、安倍元総理のご意志を受け継いで活動を続けていく、との決意が話されました。

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続いて、7月25日をもって私の共同代表退任と顧問への就任。

私の後任の共同代表として、足立敏之参議院議員の就任が了承されました。

私は出来るだけ、この勉強会には出席して活動を続けて行く所存ですので、今後とも宜しくお願いします。

党と政府へ要望活動

20日(水)午後1時、党本部の政調会長室を訪問して、高市早苗政調会長へ「責任ある積極財政を推進する議員連盟」で50兆円規模の補正予算を組む事を要望する活動を行いました。

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要望活動後、エレベーターホールでマスコミのぶら下がり取材を受けて、中村裕之共同代表が対応しました。(下の写真)
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また、午後3時20分には岸田内閣のキーマンである木原誠二官房長官へ同様の要望活動を行いました。

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要望項目は真水で50兆円規模の財政出動で、具体的には、燃油高騰対策費4兆円、国民1人あたり10万円の定額給付金の再交付13兆円、安全保障関係費3兆円など13項目の要望です。

今年1〜3月期のデフレギャップが約21兆円、その前の3ヶ月が約17兆円、その前が約22兆円、昨年7月から今年3月までの3回の四半期のデフレギャップが平均約20兆円である。

つまり、20兆円規模の財政出動してやっとギャップが埋められる。これに2%の経済成長を目指して、会田卓司先生の提唱する「ネットの資金需要マイナス5%」(GDP比で約25兆円)を目指して、民間企業の貯蓄を投資に向かわせる為には、デフレギャップの誤差も考えて50兆円規模の補正予算を組む必要があると考えて要望活動を行なっています。

高市早苗政調会長も、木原誠二官房長官も我々の要望事項は、前もって読んでいただいておりました。

私の参議院議員としての任期は7月25日までですが、議員活動はこの日が最後となります。

しかし、引き続き「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の顧問として残る事が、今日の勉強会前の総会で決まりましたので、できる限り勉強会には出席する所存です。

今後も活動して行きますので、よろしくお願い致します。

 

安倍元総理の最後の講演、積極財政推進議連

本日から、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の第8回勉強会のYouTubeが公開されましたこの勉強会では、創立総会と同様に中村裕之共同代表が、安倍元総理と本多悦朗先生に質問する形で会を進行しました。

お二人とも大変重要な発言を何度かされておりますが、とりわけ私が注目したのは、本田悦朗先生の「日本だけが採用している国債の60年償還ルールを廃止して、浮いた財源を防衛費の増額などに使うべきだ。」との発言でした。

本田先生は、60年償還ルールの為の減債基金の成り立ちから、現在の状況、2019年に財務省がこのルールを廃止しようとして財政法の改正案まで作ったと、朝日新聞が報じている事を紹介しております。

また、安倍元総理は今年1月に自民党内に設置された「財政政策検討本部(西田昌司本部長、安倍晋三最高顧問)」と「財政再建推進本部(額賀福志郎本部長、麻生太郎最高顧問)」との活動と結果について話されております。是非ご覧下さい。

YouTubeは以下のURLです。

https://youtube.com/watch?v=nqEpzjmno_o&feature=share

 

安倍元総理のお通夜へ参列

11日(月)午後6時、芝増上寺で安倍元総理のお通夜が営まれ、参列しました。

15分前に増上寺へ着いたのですが、すでに多くの参列者が並んでおりました。

9日(土)の朝、城内実、高木啓両衆議院議員と3人で靖国神社へお参りした事はこのブログへ書きました。

午後に、安倍先生のご遺体がご自宅へ戻られると聞き、午後4時頃、3人でご自宅を弔問しました。

安倍先生は、3階の部屋で安らかなお顔で眠られてました。

声をかければ、すぐ起きられるのではないかと思うほどの安らかなお顔を拝見し、信じられない思いで焼香させていただきました。

11日は、午後に自民党本部にも記帳所が設けられ、多くの方々が歩道に並んでおられました。

私が議員会館で引越し荷物の整理をしていると、大学時代に日本学生同盟の活動家として共に活動した先輩同志である片瀬裕さんが突然、初めて会館事務所を訪ねて来られ、党本部へ記帳に行って来た、と静かに話されました。

安倍元総理は、昭和45年11月25日、三島由紀夫先生と共に市ヶ谷の陸自東部方面総監部で割腹自決を遂げられた、元日本学生同盟・全日本学生国防会議初代議長の森田必勝烈士をよく知っておられました。

片瀬さんは、私が学生時代、日本学生同盟委員長であり、また第三代学生国防会議議長でもあり、吉田松陰先生、北一輝先生の教えを実践する活動家であり、私は片瀬さんから多くの事を教えて頂きました。

大学卒業後も就職せずに国士として活動され、右翼と呼ばれる人々の中では有名な方です。

その片瀬裕さんが、安倍元総理を、日本の偉大な政治家が凶弾に倒れた、いてもたってもいられずに記帳に来た、と安倍元総理を讃えられました。

私は本当に嬉しく、安倍元総理の教えを受ける事が出来た事を誇りに思いました。

また、安倍元総理は、あらためて世界の偉大な政治家として、世界中の政治家から賞賛の声が贈られております。

本当に偉大な政治家を失い残念でなりませんが、多くの自民党国会議員は安倍元総理のご意思を継ぎ、日本国の安寧と繁栄の為に尽くされると信じております。

安倍元総理に対し、哀悼の誠を捧げます。

8日(金)午前11時30分過ぎに、奈良市にて凶弾に倒れた、安倍元総理大臣に対し、哀悼の誠を捧げます。

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上の写真は、参議院当選同期の「二八会」16名の皆様と共に首相官邸の食事会に招待された際の写真です。

一昨年の、自民党総裁選で高市早苗選対に入って以来、安倍元総理のお話しを直接聞く機会が多くなりました。

その後、昨年より、財政政策勉強会で何度も安倍元総理のお話しを聞く機会があり、最近では私が共同代表を務めさせていただいている「責任ある積極財政推進議員連盟」の勉強会(下の2枚の写真)や、毎週10人ほどで行なっている議連役員会などで、何度も安倍元総理のお話しを聞く機会がありました。

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日本経済がデフレを脱却する事に熱意をもって取り組んでおられました。

また、ウクライナ戦争が始まってからは、防衛予算の増額についても熱心に取り組んでおられました。

私の国会議員としての最終盤で、安倍先生の薫陶を受ける事が出来て本当によかった、勉強になりました。

一昨日から上京して昨日は議員会館で引越しの作業をしている最中に事件の報道を知りました。

事件の後、気持ちの整理がつかず、ブログやフェイスブックを書く気になれませんでしたが、昨夜、議連顧問の城内実衆議院議員からお電話を頂き、明日、同じく役員の高木啓衆議院議員と一緒に靖国神社へ参拝しませんかとのお話しを頂き、今朝、9時前に靖国神社へ行き正式参拝をして来ました。

靖国神社のご英霊に、日本国の安寧をお祈りしました。

下の写真は正式参拝後、本殿前で撮ったものです。(右から高木、城内、中西)

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参拝した後は、気持ちを切り替える事が出来て、このブログも書くことが出来ました。

安倍先生には、これからも日本の舵取りと、「責任ある積極財政推進議員連盟」のご指導をいただきたかったのですが、本当に残念でなりません。

日本国にとって、保守の国会議員の柱を失う事は大きな損失です。

中西祐介候補の参議院選挙応援

6日(水) 高知市麻生太郎副総裁が、中西祐介候補の応援に入り、午後2時から高知市内のデパート大丸前で街頭演説会を行なったので応援に行った。

暑い中、麻生太郎副総裁の演説を聞く為に多くの皆様が駆けつけてくれました。

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当初は、応援弁士は中谷元衆院議員、尾﨑正直衆院議員、高野光二郎参院議員の3名の予定で、私は麻生太郎副総裁に挨拶するために行った。

しかし、前の「働く女性達との集会」が長引き、時間調整の為、私も急遽応援演説をした。f:id:nakanishi-satoshi:20220706164436j:image

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私は、昨日の台風による集中豪雨により、高知県にも浸水被害が出た事に対するお見舞いから始め、国土強靭化のための5年間で15兆円の予算を獲得して、河川整備や急傾斜地の整備等が進んでおり、これをさらに進める事。また、ウクライナ戦争について話をさせて頂きました。
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麻生副総裁はウクライナ戦争を中心として、麻生節を聞かせて頂きました。

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演説を終えて、自民党青年局の皆さんと記念撮影。
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高知・徳島選挙区は中西祐介候補をどうぞ宜しくお願いします。

消費税と法人税、所得税の減税

参議院選挙で、消費税減税を主張する野党に対し、自民党の茂木幹事長、高市政調会長の反論が話題になっている。

消費税を導入した1989年(平成元年)から2020年(令和2年)までの31年間で、

消費税収の累計は397兆円(国は317.9兆円)、

同時期の法人3税(法人税、法人事業税、法人住民税)の累計総減収額は298兆円(国は-212.6兆円)、

所得税・住民税の累計総減収額は275兆円(国は-111.3兆円)、

合わせて573兆円、

つまり、これまでの巨額の消費税収が法人税所得税・住民税の穴埋めに消えている事になっている。

この数字は、私は富岡幸雄中央大学名誉教授の「消費税が国を滅ぼす」( 文春新書)という本で知り、その後、私が政府の決算書など(一部地方税)で確認したので間違いない。

また、これまでも予算委員会などで野党がこれらの数字を用いて政府の見解を質したが、いつも「消費税は社会保障に使う」との政府答弁に、再度突っ込む事もなく質問を終わっている。